カウンセリングを受けることが
初めてでしたら、
どんな人やどんなカウンセリングを
選んだらいいのか
迷われるかもしれません。
この記事では、前半は
カウンセラーの選び方について、
後半は具体的なお悩みを2種類あげ、
そのお悩みにあった
心理療法の種類をお伝えしています。
Contents
カウンセラーの選び方
1)どんな理念、信念を持っているのか
2)病態次元の知識を持っているのか
3)学派を超えて、学び続けているか
4)本人もカウンセリングを受け、
自身の心理的課題と向き合っているか
一つずつ述べていきます。
どんな理念、信念を持っているか。
どんな理念、信念でカウンセラーの仕事を
しているかというのは、
その人が持つスキルを超えて、
カウンセリングに影響を与えるものです。
会う前にそれを感じるのは
なかなか難しいですが、
ホームページなどから
垣間見れるかもしれません。
理念・信念を見て、
安心できそうかや、
違和感を感じないかなど
確認してみましょう。
病態次元の知識を持っているか。
病態次元の知識を持っているかは、
カウンセリングの土台
といえれるほど重要なものです。
人の心に「普通」はありません。
私たちの心は誰しも、
A)健康な部分、B)少し脆弱な部分、
C)脆弱な部分、D)とても脆弱な部分
から成り立っており、
一言に「不安」といっても、
A~Dのどこの不安から
生きづらさを感じているのかで、
適切な介入は異なるからです。
世の中には、ブレイクスルー(殻を破る)
ことを応援する療法が多いですが、
それをしていいのは、
A)とB)の不安のみです。
心の殻を厚くすることを
応援したほうが良い時に、
ブレイクスルーを応援することは危険です。
学派を超えて、学び続けているか
2)の病態次元と重なることですが、
一つの学派だけで事足りる
ということはないと感じています。
例えば、D)の悩みがある場合には、
ユング心理学の知識は不可欠ですけども、
それだけでは足りないのも事実です。
生きづらさから抜けていったり、
不安で覆われるのではなく
安心の容器(心)をもてれるようになったり、
幼少期におったプチトラウマが癒されたり、
恐れていることに心が侵襲なくなったり、
という心理プロセスにおいては、
一つの学派だけでなく、
様々な学派の知識が有益と感じています。
本人もカウンセリングを受け、自身の心理的課題と向き合っているか
カウンセラーが自身の心理的課題に
向き合っていなければ、
その課題はカウンセリングの中で
展開されてしまいます。
テレビドラマで、医師、カウンセラー側の
逆転移でクライアントのことを好きになり、
恋愛関係になってしまう
というようなことがありますが、
(逆転移とは、カウンセラー側が
クライアントの方に対して抱く感情です。)
逆転移感情に終わらず、
実際に恋愛関係を持つことは、
医師、カウンセラー側が
自分の心理的課題と向き合っていなことから
起きるものであり、
クライアントの方にとって安全ではありません。
カウンセラー、クライアントという関係では、
クライアントの方においても、
そのカウンセラーのことが
まったくタイプでなくても、
恋愛感情(陽性転移)を
抱くことは起きることです。
(転移とはクライアントの方が
カウンセラーに向けて抱く感情です。)
関係を持つのではなく、
クライアントの方の心の丈夫さに
繋げていくことが援助職者の仕事です。
具体的なお悩み
では、次に、
具体的なお悩みを2種類あげ、
そのお悩みには、
こんなカウンセリングが よいのでは
ということを書いていきます。
1)職場や友達といる時、疎外感・アウェイ感を感じる
・自分が期待するような扱い方を周りがしない
・理想の愛や美しさ、成功がありそれをずっと求めている
・集団がいると、そこが自分の舞台のように感じついつい大きな声で話してしまう
・自分の悩みは、普通の心理療法では効かないと思う
・ある期間付き合うと、恋愛関係をバサッと切りたくなる
・恥だけはかきたくない
2)自信がない、周りの目が気になる
・自信がない
・周りの目が気になる
・みんなと同じようにできているか心配
・周りから認められているか不安
・上司、パートナーが成功するように尽くすのが心地よい
・忖度しすぎてしまう。
・資格やブランドなど高ランクなものを身につけると一時的に安心する
上記のようなお悩みから、
生きづらさを感じる、もしくは
自分にとって損な状況が展開されるという方は、
カウンセリングを一度
受けてみられるといいかもしれません。
どんなカウンセリングがよいのか
上記のようなことでお悩みでしたら、
答えとしては、二人心理学である、
カウンセラーとクライアントの方の間で
展開されることにも目を向ける
「関係」の視点を
カウンセリングに取り入れた
療法がお勧めです。
例えば、精神分析の二大巨頭である
フロイトやユング心理学は一人心理学です。
一人心理学とは、
問題があるのはクライアントさんで、
セラピストは中立を保ち、
問題を解決する人という立ち位置です。
二大巨頭を例にとりましたが、
その他にも ゲシュタルト療法、交流分析、
フォーカシング、認知行動療法などがあります。
そしてまたこれらも一人心理学です。
ではどんなことを専門に
学んでいれば二人心理学の
知識があるのでしょうか。
それは、関係を取り入れた療法です。
あなたが上記のようなことで
お悩みでしたら、
関係を取り入れた療法について
勉強したことのある
カウンセラーのところに
行かれることをお勧めします。
ご参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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