カウンセリング

大切な人を大切にするために愛着について知ろう。

こんにちは、心理カウンセラー諏訪田(すわだ)佳代です。

「好きな人から一番大切にされたい」
「好きな人との関係が親密に
なりそうになると回避したくなる」
「街で知り合ういろんな人に
ついていってしまう」

こういった思いや言動は、
タイプは異なりますが、
すべて愛着のテーマが隠れています。

愛着の主要な性質は、
養育者(母、父、祖父母など)との
物理的近接性(くっつき)を
保ちたいという乳児の
絶対的要求に根差していますが、

大人になってからも、
保護してくれる愛着人物を持ち、
そこを安全基地としながら
世界で体験や探求をし
うまくいかなかったり
傷つくことがあると、
愛着人物のもとへ逃げ込む。

そして、そこでまた愛を得て、
世界に探求に出るというように
愛着は食事や睡眠と同じくらい
生存に必要であり、生涯にわたって
私たちの行動を形作るもの
と言われています。

今日はそんな愛着について
愛着にはどんなタイプがあるのか、
具体例とともにご紹介します。
大切な人やご自身がどのタイプに
あたるか見てみてください。

愛着の4つのタイプ

愛着には、大きく分けて4つの
愛着パタンがあるとされています。
安定型が1つと、
不安定型に3つの種類があり、
愛着軽視型、
とらわれ型、
未解決型です。

愛着の4つの型が、
きっぱり分かれていて
どれか1つに属するというよりは
混在していることがほとんどです。

一つずつを具体例とともに
見ていきましょう。

安定型愛着

愛着安定型は、愛着を重視しており、
どんな関係性に
客観性を保持していて、
次のような談話の特徴があります。

・必要以上の情報を盛り込まない
・十分な証拠のあることを言う
・関連のあることを話す
・完結に順序よく話す

愛着軽視型-妻や恋人と情緒的関わりを避ける

愛着に関係した体験および
関係性をはねつけます。
この型は女性より
男性の方が多い傾向にあります。

例えば、こんなフィクションが
あったとしましょう。

長男として生まれ、
幼少期から成績もよく
社交性もあり一流企業に就職し
親の期待通りを生きることで
両親から愛されてきた。

美しい女性と結婚し
2人の子供に恵まれたが、
家事や子育ては妻にまかせっきりで
子供たちとも親密な関係はなかった。

子供たちも学校の成績がよかったし
経済的にも何の心配のなかったので
全てがうまくいっていると思っていのに
突然妻が荷物をまとめて
出ていってしまった…

この出来事を機に
心が不安定になったり
睡眠に問題がでてきたため
カウンセリングを受けることにします。

カウンセリングの中で
友人たちはたくさんいるが
深いところで情緒的に
誰かとつながることを
避けていることや、

それは育った家庭では
成功が評価されていたため、
情緒的な関係は軽視しがちに
なっていたことなどが
見えてきました。

こうした場合には、
カウンセラーとも
情緒的な関係を持つことを
回避したいという気持ちが
沸いてきて自然ですが、

少しずつカウンセリングの
場所に安全を感じ
カウンセラーに
支配されたりなどを感じず
カウンセラーとの間で
安定型愛着関係が築かれることで
情緒的な人間関係を
持つことにつながっていきます。

とらわれ型-好きな人に一番大切にされたい

とらわれ型は、過去の愛着関係に
怒っているように見えたり
受身的であったり、
怯えたりという傾向があると
されています。

回避型とは男性が多いのに対し、
とらわれ型は女性の方が多いです。

こちらもフィクションの物語で
見ていきましょう。

彼と付き合い始めて
一緒にいる時は、
いつもくっついいて
そうしていると
幸せを感じる。

彼は仕事でも頼りにされていて
後輩には女の子も多く
仕事終わりに、みんなで
呑みに行くことがよくある。

そのことはそこまで
気になっていないけど、
この間悲しいことがあった日
彼に会いたくて連絡したら
その日も会社の人たちとの
会食だった時、

好きな人に一番大切にたいのに
他の人を優先させるのが
耐えれなくって、

結局、自分を受け入れてくれる人は
いないように感じるし、
怒りの気持ちもわいて
どうせ大切にされないんだと思い
自分から関係を終わらせた。

こうした例があったとしましょう。
ここには、付着したいという強い希求と
それに対極にある怒りの両方が
表現されています。

恋愛初期は、相手にぴったりと
くっついていて嬉しいのですが、
早晩、どうせ大切にしてくれないという
悲しみや怒りを感じ、
関係を切ることが
繰り返される傾向があります。

こうした愛着のパタンの場合、
カウンセラーとの間でも
恋愛関係と同じように
親密さを感じた後、
関係を切りたくなるような
出来事が早晩起きます。

カウンセラーと、
今まで違う関係のパタン
すなわち、
関係を切りたい衝動がわき
衝突することがあっても
関係が終わらず、
カウンセリングの場が
安心の場となるような
新しい体験をする中で、

つまり、良質な愛着関係が
心の中で作られることで、
次に異性と付き合う時
物理的にそれほどくっついていなくても
相手とのつながりを感じれたり、
大切にしてくれてると感じるような
関係につながっていきます。

未解決型-誰にでもついっていってしまう

最後に未解決型をご紹介します。

こちらは、喪失などに関する
体験について、子供の頃に
信じていことをそのまま信じていたり、
会話の場面で
長時間沈黙だったりします。

愛着は付着やくっつくことと
関係あるのですが、
そのため、未解決型で
社交性があったりすると
街で知り合った人に
付着してくっついていく
ということが起きたりします。

誰にでもついていくことで
感じるかもしれない
身体の痛みより
過去のこと、真実を
感じる心の痛みのほうが
痛すぎるからです。

こうしたタイプの愛着の場合も
継続した関係の中で
愛着関係ができていきます。

愛着それは人が生涯必要とするもの

愛着は食事や睡眠のように
私たちが生涯必要とするもので
良質な愛着関係は
心の安全基地となってくれます。

恋人や夫婦関係の中で
その情緒関係が築かれることもあれば
なかなかうまくいかない
こともあるかもしれません。

回避型の愛着パタンを持つ方と
お付き合いする相手は、
相手が自分と親密になることを
回避していることに
自分は受けいられなかったと
勘違いするかもしれませんし、

とらわれ型の愛着パンを持つ方を
お付き合いする相手は、
最初すごく仲良くしていたのに
突然関係を終わらされ
相手はさほど自分のこと
好きじゃなかったのかな
などの誤解が生じることもあると思います。

本来は、好きな人、大切な人と
うまくいきたいと
純粋な想いを持たれている
2人がうまくいくように
愛着のテーマを
扱われるのは有用です。

愛着の概念は心理療法にとどまらず、
重要視されているテーマでもあり
多くの方が大切な人との
良質な関係を持つのに
お手伝いとなればいいなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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