人間関係

良いリーダーには自己固定感の高さがスキルより大切。リーダシップとパワハラの違い

こんにちは、心理カウンセラー諏訪田(すわだ)佳代です。

こんなお悩みがあったとしましょう。

「リーダーシップの
コースを取ったり、
よいリーダーでいられるよう
気を付けているのに

チームの部下が鬱になったり
パワハラだと言われ
人事部から注意を受けた…

そもそも自分が
悪いと思わないし
どうすべきなのか分からない。」

人との関係というのは
双方の間でいろんな
思いや感情が
繰り広げられるため

仕事で何か問題が発生して
対処しなくてはいけない
ような場面では
表面にあるものが剥がれ
人の本質的な部分が
出ることもあります。

リーダシップに必要な資質は
いろいろありますが、
そういった資質の基盤となる
心の丈夫さを
身に着けていくことが
本質的な変化の助けとなります。

心の丈夫さは
目に見えません。
ですので、分かりにくいし
なかなかそこに
取り組んでみようと
思わないかもしれません。

ですが、心を丈夫さは
確かに存在し
それは幾つになってでも
変えていけることです。

この記事では、
リーダーの側からすると
自覚がないけども
パワハラと言われる状況は
どんな状況があるか、
本質的な変化につながることを
見ていきましょう。

リーダーが自己愛のテーマを克服しているか?

心の丈夫さの一つに
自己愛のテーマを
克服しているかが
あげられます。

自己愛のテーマとは
誰もが多かれ少なかれ
持っていて
自我の成熟さや円熟味に
多きく関わっており、
あらゆる人間関係に
影響を及ぼすものです。

自己愛のテーマとは
簡単に言うと根底から
自分を肯定しているかです。

例えば、なにかしらの
コンプレックスなどで
自分の尊厳が
傷ついたことがあったりすると
心の深いところでは
どこか自分のことが
好きではないかもしれません。

そうした深いところの感情は
日々の言動や
人間関係に表れます。

自分の面子が判断に影響を及ぼさない

例えば、別の部署との
揉め事があり
大勢の人の前で
その会話がされる時、

どんなふうに話を進め
どこに着地点を見つけるかに
自分の面子がつぶれるか
どうかが判断材料に大きく
加わっているでしょうか?

負けるわけにはいかない。
ここで譲ったら、
かっこがつかない。

そうした思いから、
面子を優先して
物事をおさめる時
周りの人がパワハラに
感じるような言動が
出ることもあります。

困難なことは自分の力だけでやるほうがいい

何か困難なタスクを
成し遂げる時、
チームの全体で
成し遂げるほうが
いいと感じるか

それともリーダー個人の
能力が優秀のため
難しいことは
リーダーが1人で行うほうが
うまくいくと感じるか

どちらがいいかと
リーダーが感じるかで
チームの雰囲気は
大きく変わります。

人に頼らないほうがいい
もしくは
相手の力をあまり
信じれなないというのも
自己愛のテーマに
関連するものです。

誰れにも頼らず
孤高の人でいることは
大変でもあるのですが
難しい問題であればあるほど
部下を能力を信じれないというのが
素直な気持ちでしたら
リーダーはそのつもりはなくても
見下されているように
部下は感じることも
あるかもしれません。

何でも言える雰囲気があるかどうか

リーダの機嫌がいい時にしか
話しかけれないと部下が
感じていることがあります。
そうした時上司の
気づいていないところで
部下は毎回話しかける
タイミングを
見計らっていることが
多くの場面で見受けられます。

もしくは
リーダが決めることが絶対で
部下の意見は結局
聞いてもられないと
部下が感じていると

部下は思っていることを
言えない、
圧力を感じていたり
もう意見を言うことを
諦めているかもしれません。

自分の意見と違う
意見を受け入れる
というのは
自分の思い通りに
チームを支配できなくなるので
そんなつもりはないのに
結果、高圧的な振舞い方に
なっているかもしれません。

部下にはずっと
ジュニアでいてほしい、
そうでないと
自分の立場の危うさを
感じるということも
あるかもしれません。

チームの中の全員を一度に可愛がれない

例えばリーダー1人
部下4人の
計5人のチームで

チームの中で、
できる人と
できない人のように
常にイケてる側と
イケてない側が
できているチームも
多いです。

これも多くの場合
自己愛のテーマと
関係しています。

自己愛のテーマは
人の心を白と黒の
二つに割ります。

理想的で輝かしい
自分が白で、
負け組の自分が黒です。

この内界構造(心の中)は
現実でそもまま展開され、
チームの中にも
イケてる側と
イケてない側ができます。

そのため、
部下の仕事ぶりによって
ある人をいい仕事ぶりだなと
その人を白扱いすることもあれば

同じ人を
チームの状況や変化によって
その人は仕事のできない
黒になることも
少なくありません。

リーダーとしては
悪気はなく
無意識のことですので
自分が悪いと感じなくのも
自然なことです。

丈夫な内的な器を持っているか

自己愛のテーマとは別に
リーダーとして
もう一つ大切なのは
丈夫な内的な器を
持っていることです。

英語のContainには
封じ込めるという
意味がありますが、
心の丈夫さには
丈夫な内的な器が
不可欠です。

心の内的な器は
目に見えるものでは
ありませんが、
それは確かに存在するもので

例えば、内的な器が脆弱だと、
無意識にある恐れや
不安に自我(普段の意識)
が侵襲されやすく
(恐れを封じ込めれず)、

ちょっとしたことから
マイナスな妄想が
膨らんだり、
恐れが自我(普段の意識)に
入り込みやすいです。

そうなると、
仕事という場で
イレギュラーな困難な
ことが発生したり
上の方からの
プレッシャーを
感じたりすると

内的な器の中に
不安を封じ込めることができず、
まったく悪気がないのに、
部下に感情的に指示してしまっり

感情をそのまま相手に
ぶつけてるような
脊髄反射的に反応する
ことにつながりかねません。

最後に

自己愛のテーマは
多かれ少なかれ
誰しもがもって
いるものですが、

そこに向き合うのは
気持ちのいいものではないので、
ないことにしたいと
感じらることが
多いかもしれませんし
そう感じても自然です。

ですが、自己愛のテーマ
というのは
職場の人間関係だけでなく
あらゆる人間関係で
関わってくるものです。

このことが
生きづらさを
うんでいることも
少なくありません。

人間関係で誤解されたり
不利な立場になることも
少なくありません。

自己愛のテーマを
克服していくことは
内的な器を丈夫にすることに
そのままつながります。

そしてこのテーマは
一人でよくなることはなく
人との関係の中でしか
よくなることはありません。

職場での成功だけでなく
自分の人生の
トータルの豊かさを
求めておられる方は
心理カウンセラーを
利用されてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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