家族

夫が暴力をふるう家族に不在なもの

こんにちは、心理カウンセラー諏訪田(すわだ)佳代です。

日本では、家の外より
家の中のほうが
事件が多いことを
ご存知でしょうか。

多くの事件が
家庭の中で起きてきます。
外ではなく内の方が
危険というのは
ショックで驚き…と
お感じになる方も
多いのではないでしょうか。

どうして家の方が
危険になるのでしょうか?
そこにはどんな真理が
あるのでしょう。

この記事では、どうして
家の中の方が危険なのか、
暴力が起きる家族に
不在なものは何なのか、
先祖代々のパタンは
影響しているのかなどを
お伝えします。

ウチは大丈夫という強固な身内意識が危険

外で気に障ることが起きても
暴れることはないけど、
夫婦や親子関係では
どんなことを言ってもしても大丈夫、
だって家族なんだから
という気持ちが、
暴力的なことが起きる
家庭にはあります。

そうして気持ちは
発達心理学的に言うと、
共生期にあたります。

共生期とは、
お母さんと赤ちゃんが
心理的に地続きで
赤ちゃんにとって、
どこまでが自分で
どこからがお母さんなのか
分からない時期の
心の在りようです。

共生期を別の表現で表すなら、
母親が自分の子供を食べる
神々が世界にはいますが、
それとも等しい状態です。
日本では鬼子母神がそれにあたります。

こうした共生期の環境では
物理的には身体が
分かれている相手も
心理的には地続きで
自分とつながった存在であるため

強固な身内意識があり
それは何をしても大丈夫と
勘違いさせるため、
当然やってもらうべきだと思うやり方で
妻がが扱ってくれないと
暴力的なことが起きます。

暴力には肉体の暴力と精神的暴力と2つある。

肉体的暴力を
夫が妻にしているとしましょう。

こうした場合
妻の意識としては、
こんな男(バカ男)を相手に
できるのは自分くらいしかいない
というような自負の念を
持つことが多いです。

妻として母親として
自分のことは後回しにして
自分さえ我慢すればいい
その代わり、夫や子供たちが
輝いてくれればそれでいい
という心の在りようの時、

夫は無意識に
妻の理想に叶うように
現実で成功しなければという
プレッシャーを感じていたり
理想通りでないことに対し
妻に馬鹿にされているという
屈辱感を抱いていたりします。

相手への理想や期待は
精神的暴力とも
心理学ではとらえますが、

共生期の夫婦関係においては
妻が自分と地続きの夫に対し
自分の理想通りに
世の中で勝ち組になって欲しいという
精神的暴力が向けられ、
現実の世界では、
夫が肉体的暴力をふるうという
双方、暴力の構図となっていることも
少なくありません。

暴力のある家族に不在なもの

不在なものを
ゴーストロールと言いますが、
暴力のある家族には
何が不在なのでしょうか?

それは切断する者と
病理を封じる器(容器)
心の嘆きを受けとめる器(容器)です。

先ず、切断する者というのは、
地続きを切断する者です。
心理的地続きは
相手に何をしてもいいという
暴力を生む心的状態です。

第三者などの介入により
地続きの状態から
家族間であっても
適度な境界線を持ち
心理的に地続きでなくなることが
家族みんなの生きやすさにつながります。

もう一つ器(容器)とは
2つの役割があります。
病理を封じる器(容器)
心の嘆きを受けとめる
健康な心を育んでくれる
器(容器)です。

先ず、病理の封じ込める
器(容器)ですが、
誰の心にも健康な部分と
病的(脆弱)な部分の
両方がありますが、
暴力を振るう心的状態は
脆弱な部分が発動している時です。

そうした脆弱な部分を封じ込めて
普段の意識に出てこないように
する器(容器)が心にないため、
心の枠器(容器)を作る
心を丈夫にすることが役に立ちます。

これは、グリム童話の中にでてくる
ガラス瓶の中のオバケの
イメージがピッタリです。
オバケが、病理の心の状態で
ガラス瓶が器(容器)です。

童話の中で、ビンの蓋を開けると
オバケがスーッと出てくるのが
描かれていますが、
アルコールなどで
意識がフーっと緩むと、
脆弱なものがフワーっと出てきて
暴力をふるなど
健康の意識状態の時と
違うことが起きます。

ビンの蓋をしっかりしめるように、
心の中にそうした不動の枠を
作ることが一つ大切です。

ビンの中のオバケというのは
変性意識(無意識)ですので、
無意識が日常の生活という
意識の世界の現実に
現れるのはカテゴリエラーです。
本来の住処である、無意識に
お戻りいただくことで
家族に安全がもたらされます。

次に、嘆きを受けとめ
家族の心を育んでくれる
器(容器)ですが、
暴力のある家族には、
家族の嘆きを受けとめてくる
器(容器)が不在です。

家族はそれぞれに、
家族の中で誰も自分の思いを
分かってくれないと感じがちですが、
家族の中に誰も
その心の器(容器)を
持っていないことが多く
受けとめて欲しい側のみで
受けとめる側が不在になっている
ことが多いです。

そのため、第三者の受け手を
利用されるといいと思います。

暴力は先祖代々からのパタン

暴力のある家庭では、
親が子供に対して
自分のせいだと自責の念を
持たれることも少なくありません。

私がこの人と結婚しなければ…
子供にまた嫌な思いをさせてしまった…
と思われるのですが、

精神科医のボーエンが教えてくれた
家系図から家系のパタンを
読む取る家族療法から分かることは

アルコールや暴力などのパタンは
自分たちから始まったことではなく
家系のパタンとして、
持っているのがほとんどです。

先祖の全ての家族にそのパタンが
あるわけではありませんが、
自分たちの今の家族とそっくりな
家族や人がいるものです。

ボーエンは、
そうした似たような
パタンを持っている異性にしか
エロスを感じないとも言いました。

この人とは、なんか合うな
合わないなというのは
合理で説明できるものではありませんが、
家系が持つパタンが似ている相手や
心の形が似ている相手に
人は無意識に惹かれるものです。

そして、この先祖代々からのパタンや
ゴーストロールは、
薫りが染みついたら残るように
先祖(肉体)はいなくなっても
家系、家族の間に染みつき
生きているものです。

これは、先祖代々難病になる
家族で育った里子が
血のつながりはないのに、
その子も難病になることからも
見てとれます。

その染みついている薫りやパタンが
マイナスの形で表れていると
私たちに生きづらさをもたらします。
マイナスなものをプラスの形に
変容していく、錬金していくのが
家族療法で行われることです。

暴力の背景には、
こうした自分の力だけでは
どうすることもできない
大いなるものがあること
知ることも助けになります。

最後に…

暴力はする側もされる側も
それを見ている側も
家族のみんなが
たくさん傷ついています。

暴力には切断する者と
器(容器)の2つが不在と
書きましたが、
警察という切断者に
檻という器(容器)に
封じ込められるというような
ことが起きる前に、
市の女性センターなどに
相談されてみることをお勧めします。

現在は、当サロンでは、
暴力のご相談はお受けしておりませんが、
記事内容を参考にしていただき、
市の女性センターなどにつながる
きっかけにしていただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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