こんにちは心理カウンセラー諏訪田(すわだ)佳代です。
人生が思うようにいかない時
ヒーリング・コーチングや
心理カウンセリングなど
話を聞いてもらったり
応援してくれるサービスを
受けてみようかなと
思われることもあると思います。
そういったサービスを
初めて受ける時、
いろいろあるけど
どれがいいのか分からない
どう違うのか分からなくって
どれを選んだらいいんだろうと
感じられると思います。
一言に不安といっても
不安の種類によって
殻を破る(ブレークスルー)が
有用な場合と、
殻を丈夫にする(カバリング)が
有用な場合があるのですが、
一般的には
ブレークスルーのみが
応援されることがほとんどです。
ですが、不安の種類がによっては
ブレークスルーをすると
より不安感が増したりします。
この記事では心の発達という
心理学の概念を基に、
具体的な不安の種類を
5つあげていますので、
ご自身が感じる不安が
殻を破るのがいいのか
殻を厚くするのがいいのか
参考になさってみてください。
ブレークスルーが全てに言いわけではない
本当はこうありたいという
自己イメージと
現在の自分との違いがある時に
人は生きづらさを感じますが、
それを解決する方法として
自分の殻を破って
ブレークスルーし、
なりたい自分になりましょうと
応援するサービスが
多くありますよね。
コーチングではロジカルな
対話でのアプローチや
身体も動かしたりして
気分を高めて目標達成を
見届けてくれます。
ヒーリングでは、
傷ついた過去や想いなどを癒し
信念を置き換えたりして
もっと大きな自分、
自由でいいんだよ、
とブレークスルーを応援されます。
心理カウンセリングでも
ブレークスルーが有用なお悩みと
見立てることもありますが、
ブレークスルーの反対の
カバリング(殻を厚くする)を
応援することの方が多いです。
それは、一言に不安といっても
実は不安にはたくさんの種類があり、
不安の種類によっては
殻を破ることは、
より不安感が増すことがあるためです。
一言に不安と言っても不安の種類はたくさんある。
不安にはたくさんの種類がありますが、
カバリングして殻を丈夫にするのか、
ブレークスルーで殻を破るのかの
どちらがいいのかを見立てるのに
役に立つのが心の発達という概念です。
心は目に見えませんが、
身体に発達過程があるように
心にも発達過程があります。
そして誰の心も
健康的な成熟した心の部分だけでなく
心の脆弱な部分(病的)の両方があます。
脆弱な部分が生きづらさを
感じさせるのですが、
その脆弱な部分にも
実はいくつか種類があります。
5種類の不安:健康な不安と病的な不安
私たちの心には誰の心にも
健康な不安と病的な不安の両方があり
そのマーブル模様が
それぞれ違いますが、
皆どちらも持っています。
では、不安の種類を具体的に
あげてみましょう。
- 新しい仕事うまくやっていけるかな。
- 会社で大事なプレゼンがあり
すごく行きたいのに身体が動かない。 - アイディアや考えなど自分の
創造性を表現するのが不安。 - 周りにどう思われるか不安、
上司の期待に応えれているか不安。 - 能力のなさで30代後半くらいには
人生が行き詰って
人生が終わりそうな不安。
1)は健康的な不安です。
不安はすべてよくないものと
思われるかもしれませんが、
健康的な不安もあります。
新しいことにチャレンジする
ことに対し不安になるのは
それが過度でなければ
自然なことです。
健康的な不安というのは
身を守ってくれるものでもあります。
ここの道を曲がったら
危ないかもしれないと
不安を覚えることで
道を注意して渡り
身の安全を守ることにつながります。
そのため1番の不安は
そのままでいいものですね。
2)は不安を感じてはない
のだけれども、
不安が実は隠れている
不安が抑圧されている状態です。
自分としては会社に行きたい、
プレゼンを行いたのに、
どうしてなのか足が動かない。
病院で診てもらっても
何の異常もない。
このように
不安を避けようとして
戦う結果として身体反応で
現れることがあります。
心の発達の視点では
この2番の不安のみが
ブレークスルーを
応援されるといいものです。
身体はどこも悪くなにの
足が動かないということを
カウンセリングで見ていくと、
以前会社の社運を背負った
大きなプレゼンコンペで負けて
それが屈辱的で
それを思いだすのが
不安で怖かったということを
抑圧していたんだなということが
わかり、抑圧が解除されて
つまりブレークスルーされて
また会社のプレゼンに
行けるようになるものです。
3)~5)の不安は
発達心理学の観点から言うと、
ブレークスルーではなく
殻を厚くすること
カバリングがされたほうが
不安感が少なくなります。
卵の殻を例えにしてみます。
5番は卵の殻から
黄身が出ている状態で
不安の種類の中でも
恐ろしさを感じる不安ですから
黄身を中に収めてあげて
卵の殻を丈夫にしげあげることで
心が安全や安心を
感じることにつながります。
4番は黄身が出るほでは
ないのですが、
殻が破れているところがって
そこから人の視線が入ってきそうな
不安や怖さがあるイメージです。
4番も、殻が破れることなく
殻を丸々丈夫にすることで、
人の視線を中に入れないことで
安心がもたらされます。
3番は殻が随分と丈夫になってきて、
そろそろ殻の外に
出てもいいかなと思うけど、
外で自分の好きなように表現しても、
周りの自分の大切な人たちは
それを受け入れてくれるのか
という不安です。
自己を表現しても
周りの大切な人も
離れないと分かると
より殻が丈夫になり
自分の彩を生きるとこに
繋がっていきます。
フロイトとユングの違い
心理学の歴史は
フロイトとユングから始まりました。
フロイトの分析に効くのが
2番の不安に対してですが、
ユングが専門にしたのは
5番の不安についてです。
当時は、不安に種類が
あることが知られてなかったため、
フロイトとユングは
仲違いしたのですが、
フロイトは終盤、自分の分析は
5番の種類の不安に対しては
悪くなると言いました。
心理療法にも
いろんな流派がありますが、
2のフロイトの概念を基に
派生しているのがほとんどです。
2がフロイト
5がユングならば
3と4はどうでしょうか。
現代人が持つ不安には
3と4は多くみられます。
特に日本は3の不安を
生みやすい背景がありますが、
3と4の不安は二人心理学が
いいとされています。
従来の心理学は
問題があるのは相談者の方で
カウンセラーは中立を保ち
分析するというスタンスで
一方向的でしたが、
二人心理学は、セラピストは
中立ではなく
カウンセリングという場で
起きることに
セラピストが感じた主観も
カウンセリングの場に
持ち込まれることで
場に動きや癒しが生じるという
双方向なものです。
まとめ
不安にはたくさんの種類があり、
ブレークスルーが有用な不安
反対にカバリングが有用な不安の
両方を見てきました。
心には意識と無意識の次元もあり
多層ですので、
例にあげた5種類の不安のうち
どれか1つだけで
心が成り立っておらず、
1~5のどれもが私たちの心にはあり、
そのマーブル模様がそれぞれです。
もし、普段特に感じる不安が
3~5にあたるようでしたら
ブレークスルーではなく
カバリングにつながる
カウンセリングを
受けられることをお勧めします。
心の脆弱な部分からくる不安は
私たちに生きづらさを
感じさせるものです。
お一人でお悩みにならず
あなたがいいなと感じるカウンセラーを
訪れてみてくださいね。
心から応援させていただきます。
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