こんにちは、心理カウンセラー諏訪田(すわだ)佳代です。
『やめなきゃいけないと
思っているのに
お酒をのんだ後など
好きでもない相手と
一夜限りの関係を
持つことをやめれない。
その時には
理性的には考えられなくて
ついつい快楽の方を
優先してしまう。
そして次の日、
あー、またやってしまった
と自己嫌悪におちるけど、
同じことを
繰り返してしまう。
こんなことする私って
おかしいのかなと
思いながらも、
どこに相談していいか
分からないし、
相談して変な人かと
思われるのも怖いし
どうしたらいいんだろう』
というお悩みについて
快楽に耽溺する心の在りよう、
幼少期の環境とのつながり、
どうやったらそこから抜け
違うパタンを心に持つのか
などを見ていきましょう。
一夜限りの関係をやめれない理由
快楽を感じる行動をとるのは
心理学的には躁的防衛
(マニックディフェンス)と言って、
その行動をとることによって
心の痛みを感じないようにする
ためと考えられています。
心の痛みを感じるよりは
自分を痛めつけるような
行動だったとしても、
行動のほうが
本当の心の痛みよりは
痛くないからです。
セックスだけでなく
買い物などでも嗜癖し
やめなきゃと思っているのに
やめれないのは、
その行動が躁的防衛に
なっていることが考えられます。
行動をとることによって、
感じなくてうすむ痛みは、
幼少期の傷つきや
自分になること
自分らしく生きることへの
苦しみかもしれません。
人には良くなりたい
成長したい
ひと花咲かせたい
という欲求が備わっています。
だけど、自分らしくなる過程は
心からしたら、スイスイ楽しく
いけることではないのですね。
ここでの自分らしく
生きるというのは
学校で良い成績を取ったり
会社でよい仕事をするというような
世間の勝ち組にあたるような
成功を指していません。
それらの成功であれば
親も喜んでくれるし
周りは羨んでくれるし
そこに向かって頑張るという行動は
取りやすかったりします。
ここでの自分らしくとは
親は納得してはくれないかも
しれないんだけど、
私という個体はホントは
こんなことを求めていて
それを表現して
生きるということです。
その欲求が潜んでいるけど、
どこか自分の存在を
認められていないようで
希望を持てないし
疎外感を感じたり、
自分になることへの不安が
あったりします。
依存と幼少期の環境
自己嫌悪を感じる
ような行動を取ることと、
幼少期の環境や
家族との関係が
関わっていることがあります。
人の心を発達段階で見る
発達心理学がありますが、
その心の発達段階の中に
子供が母親から少し離れて
おもちゃで一人で遊んだり
世界にあるものを
いろいろ試してみたい
段階があります。
幼稚園などに行って
母親から離れて
家に戻った時に、
今日は幼稚園がこんなに
楽しかったんだよ~と
母親に再接近する時に
幼稚園で楽しんだことを
喜んでもらえなかったり、
外で楽しみをもち
自分が成長していくことを
応援してくれなかったりすると
母親に捨てられるんじゃないかと
不安になり、
外で楽しみを持つことなんか
やめるから
ママのそばにずっといって
ママを求めるから
私のことを見捨てないでね
というような感覚を持ったりします。
依存と心の構造
自分らしくなることを
応援してもらないと
心にこんな構造が
あるかもしれません。
それは2つの母子ペア
から成ります。
1つの目のペアは
子供が自分から離れていかず、
子供が自分にしがみつくことを
受容する母と、
何にも責任を持たなくても
ママのいい子でいれば
面倒をみてもらえ
満たされている子という
母子のペアと
2つの目のペアは
子供が個になること
自分になることに対し
背を向け、避難する母親と
自分は欠点だらけで
つまらないと感じる子の
母子のペアです。
後者のペアには、
母親に見捨てられるような不安や
絶望、無力、空虚感や
罪悪感、パニックなどがあります。
それに加え、強い怒りもあります。
あまり意識に感じない
かもしれませんが、
自分らしくなることを
応援してくれないことに対する
激しい怒りが内在していたりします。
この二つのペアが
心の中に構造化されてると、
母親の気まぐれによって
自分に接する態度が
変わるため安定感を
感じにくい状態です。
そして、大人になってからも
恋人や上司との関係で
母子関係と同じような
関係が繰り広げられることが
多くあります。
家族の中で自分が悪者にされる
自分になることを
応援してもらえない
だけでなく、
家族の中で
自分だけが悪者で
悪い子扱いされる
スケープゴートに
されたことも
あるかもしれません。
自分のしたことを
嘲笑ったり
恥を感じさせるような
発言を親がし
まるで自分だけが悪くて
いろんなことが
うまくいかないのは
自分のせいだと
感じさせるような言動を
親がとることがあります。
もしどちらかの親が
そうした行動をとったとき、
もう1人の親が
それをかばってくれるなら
まだいいのですが、
時に両親そろって
そういった態度を
とることがあるかもしれません。
こうした経験は
心には例えようのない
痛みの経験です。
悪者扱いや
できない扱いされたことで
本当は力があるのに
できない自分の生き方しか
分からくなっている
かもしれません。
何かに依存した行動は
大人になってから
両親を困らせる
子供の頃にされたことへの
復習のような意味も
持っているかもしれません。
どうやって抜け出すか
お酒をのんだり
その場で知り合った相手と
セックスをしたり、
買い物を続けたりという行動は
自分の感情を鈍らせ
痛みを感じないようにする
手っ取り早く
感じるかもしれませんが
後悔し落ち込み
さらに行動するという
悪循環に入りかねません。
そこから抜け出したい
抜け出して
健康的に自分らしく
生きたいと望んでいる自分も
確かにいることと思います。
そんな時は、カウンセラーを
利用してみてください。
先ほど心の構造で
2つの母子のペアを
ご紹介しましたが、
その関係性とは異なる
新しいパタンを
心の中に持つことが
地盤から落ち着き安定し
気まぐれから
自分を傷つけるような
行動を望まなくなることに
つながります。
その新しいパタンとは
できない扱いされて
できないを生きる
しかなかったけど
そうではない可能性を
持つことを意味しています。
本当は自分が持っている力
創造性が、無理せず
芽を出していくプロセスです。
ぜひ自分がいいなと感じる
カウンセラーを訪れて
みてくださいね。
心から応援させていただきます。
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