夫婦療法・カップルカウンセリング

夫に虐げられていて辛い。性格の不一致ではない3つの理由

こんにちは、心理カウンセラー諏訪田(すわだ)佳代です。

『日々の夫との生活で
夫の機嫌を
損なわないように
気を使ってるけど、
どれだけ頑張っても…
なかなかうまくいかず、
夫に虐げられてるように感じる。

例えば、夫の
気に入っているジーンズを
間違えて洗ってしまい
ちゃんと謝ったのに…

どんなに謝っても
俺にこんな思いをさせたと
言って怒り
許してもらえないし、

例えば、旦那が私を
喜ばせるために
息子と週末の計画を
立ててくれていたけど、

それを知らなくって
週末は外せない
予定が入っていて
夫の予定した通りには
週末を過ごせなかった。

そしたら旦那は
せっかく家族のために
計画していたのに…
なんだよ…と

まるで私が悪いかのように
責めてくる。
計画していること
教えてくれていれば
こっちだって
予定を調整できたのに…

うまくいくよう
努力しているけど
ずっとこんなふうに
暮らしていくのは苦しい…
どうやったら旦那とうまく
やっていけるんだろう…』

今日はこんな
お悩みについて
ほんとは二人とも
楽しい時間を
過ごしたいだけなのに、

どうして関係が
苦しくなるのか、
2人のぶつかりと
1)心の構造との関連、
2)家族と世間の関係、
3)家族の歴史
がどように関係しているのか
をみていきましょう。

言葉で言わなくても相手に伝わる世界

そもそもどうして
このような喧嘩が
起きるのでしょう。

上述の例の1つを
詳しくみてみましょう。

旦那さんは
奥さんのことが好きで
息子とも一緒に
楽しい週末を過ごしたくて

3人で車で他県まで
遊びにいくことを
計画していました。

奥さんが楽しんで
くれるように
あれこれ自分の中で
空想を広げていました。

もし言葉で
奥さんにこの計画を
話していたら
ケンカは起きていない
かもしれません。

もしくはサプライズ
だったとしても、
せめて相手の予定が
空いているかは、
事前に確かられていれば
言い合いは起きなかった
かもしれません。

旦那さんから見た世界では
どんなふうにこの出来事が
見えているのでしょうか。

旦那さんの世界から見ると
自分の内面の想いが
相手に伝わっているはずなのに
伝わっていなことに
がっかり傷ついたという
世界が考えられます。

その傷つきを
理解してもらえなかった
ということにもさらに傷つき
憤怒があるのかもしれません。

そして、それを言われた
奥さんの立場からすると、
せっかく考えてくれてたのに
ごめんねと思いつつも、

夫の手足のように
自分が動くことを
当然とされても、
テレパシーはないんだから
どうしたらいいの…
ということの繰り返しで
ほとほと疲れるかもしれません。

性格が合わないのでなく心の構造

さて上述の例のような
会話でのお悩みには
多く見受けられます。

2人の会話に衝突が多く
性格が合わないと
感じるかもしれませんが、
旦那さんは性格が
悪いわけではありません。

それは心の構造に
関係がありました。
こういった衝突が起きる時の
心の在りようを
見ていきましょう。

こうした心の構造は、
2つのユニットに
分割されています。

1つは、
①なんでもできる相手と肥大した自分
もう1つは、
②見下す相手と価値のない自分です。

相手というのは、
旦那さんからすると
母親だったり、奥さんです。

心の内界では
その相手と自分が
つながっていています。
そのため、内的世界からすると
言葉で言わなくても
相手に伝わるのが
あたり前の世界があります。

内界では自分は相手、
相手は自分ですから、
奥さんに言葉で言わなくても
自分が楽しみに計画した
週末の時間を奥さんも
当然楽しみにしてくれることが
心の中では成り立っています。

1つめの相手は
なんでもできるとありますよね。
つまり母親や奥さんは
どんなことも
自分の思うように
動いてくれるはずの対象です。

だから、楽しみの週末の時間を
相手とピッタりくっついて
楽しんでいる感じを
内界構造では叶えているのに、

現実はそうでなかった
奥さんは万能的に
なってくれなかった
ことに怒ると同時に、
がっかりし、傷つきが
あったのです。

そして、怒った時、
なんでもできる母・奥さんに
がっかりを察して
ごめんねと謝って
ぴったりと心にくっついて
欲しかったのに、

奥さんに言ってくれないと
分からないよと言われ、
ここでもまた
相手と自分の万能的な
融合が叶わず
怒り傷ついたのですね。

家庭内のことは世間には言わない

ユニットの2つ目の
対象(相手)が自分を
避難、見下し
自分を価値のない
存在だと感じてしまう
ユニットについてですが、

この場合は、例えば
対象は世間と考えてみると
より家族全体のことが
見えてくるかもしれません。

ご近所さんや、
子供のまま友など
世間には、
身内のいろいろを隠し
勝ち組を装わないといけない、

そうしないと
あそこのご家庭は〇●な
らしいわよ。などと言われ
世間から白い目で
見られかねない。

だから親の代からずっと
家庭内のことは、外には
漏らさないようにしている。

このことは、
旦那さんとの喧嘩に一見
何の関係もないように
思えるかもしれませんが、
根っこは同じです。
次の章で詳しくみましょう。

夫婦の喧嘩と歴史的背景

精神科医のボーエンは
心の形が似ていたり、
家系のパタンが同じなど
何かしら似ている異性に
エロスを感じることを
教えてくれました。

結婚ほどしたご縁のある
相手ですので、
どこかしら、
自分が育った家族の誰かに
旦那さんの内面が似てたり
自分たち夫婦・家族の
悩みとそっくりな家族が
家系にいることが多いです。

今の自分たちだけの問題だけと
思っていたものが、
長い歴史の背景の
影響であることもあります。

どういうことかと言うと、
上述したケンカの根っこは
世間の目が気になり
世間というものから
個の主体を作ることを
阻まれていることに
関係があります。

2つ目のユニットの、
相手が世間で
自分が家族だとすると
世間と家族の分離を許されず
融合している状態です。

日本は農耕時代、村落で
みな同じ行動を取ること、
同調が求められてきました。
そこから外れたら
村八分にされたのです。

それはIT時代に突中した
今も私たちの無意識に
根付いており、それは
上述したユニットのような
人間関係をもたらすことがあります。

これからを生きる世代とカウンセリング

昔はカウンセリングなどと
いうものは今よりも
一般的ではなく、
家庭のことは外に言わず、
我慢して生きていくのが
よしとされてきましたが、

我慢して結婚生活を
おくるというのは、
これからを生きる世代は
選択しないように感じます。

そのため、夫との関係や
時には加えて、お互いの
家系に引き継がれるパタンや
世間に同調することからくる
生きづらさに
カウンセリングなどを利用して、
多かれ少なかれ向き合う
世代のように感じます。

時代がそういった
プロセスに入ったとも
言えるのかもしれません。

これから増えていく仕事は、
世間が良しとするものではなく
つまり、世間との同調ではなく、
自分という個体は
何をしたいのかを
求められていく時代に
差し掛かっているように感じます。

ですが、今まで同調を
求められていたのに、
いきなり、あなたは
何をしたいかを
求められても困るものです。

カウンセリングで
夫婦関係がよくなったり、
家系から続くパタンを
変容していくことは、

個の彩(いろ)つまり
自分はどうしたいのかを知る
ことにもつながるかもしれません。

子供や姑との関係

夫婦関係が変わることは、
次の世代を生きる子供にも
関わってくることですし、
また、お姑さんとの関係も
変わってくることもあります。

今日ご紹介した心の構造は、
1対1が得意です。

ですので、
夫と妻、夫と姑、妻と姑、
のように二人の関係は
うまくいきやすいのですが、
3人で中良くするという
関係を持ちにくい
かもしれません。

そのため、3人の内
2人が仲良くなると
もう一人が疎外感を
感じるということが
起きたりします。

そして、お子さんとの
3人との関係では
お子さんが夫婦の
中を取り持つような
ポジションに回ることもあり、
お子さんにとって
負担になることもあります。

まとめ

旦那さんとの夫婦喧嘩だけと
思われることと
歴史的背景、
その歴史を生きてきた
家系が持つパタン、

そこと向き合うことが
世間の目から解放され
夫婦関係の改善のみならず、
そして次世代を生きる
子孫にも関係のある
かもしれないことを
お伝えしました。

ここでお伝えした内容は
世間で移り変わり流行る
「すぐ簡単に変われる」
ものではありませんが、
物事の根底、本質を
見ているものです。

ご自身のためにも
ご家族のためにも、
お一人で悩まれず、
あなたがいいなと感じる
カウンセラーを
利用してみてくださいね。

心から応援させていただきます。

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