こんにちは、心理カウンセラー諏訪田(すわだ)佳代です。
『友人たちとの食事で、
もう少し私のことを
賞賛してくれたり
私にどんどん質問が
くるかなと思って
会に参加しても、
みんながそれぞれに
会話をするだけで、
なんだか私が
期待している扱い方を
してくれなくって
疎外感を感じる。
会社でも、
いい上司でいられるよう、
精一杯やってるのに、
他部署のマネージャーのようには
部下に慕われない。
どうして周りは
私が期待する接し方を
してくれないのだろう…』
この記事は、
こうした想いをお持ちの
方に向けた記事です。
こうしたお悩みは、これと
一見関係ないように見える
以下のようなことが
関係があることがあります。
・恥だけはかきたくない
・人を見下すと言われる
・恋愛はある一定期間
続くとバッサリ切ってしまう。
・結婚したいと言いつつ、
自分が結婚することに
自身が疑っている。
・最後はいつも自由を選ぶ
・大勢がいるとついつい
大きな声で話し、そこが
舞台のように感じる
・部下には優秀なシニアより
いい子のジュニアの方がいい
・どこかずっと自分じゃない
誰かが人生を生きている
感じがする。
どのようにそれらが
つながっているのでしょうか。
この後見ていきましょう。
生きづらさの理由を
知るために、
いろんな本を読んだり
いろいろ試してみたけど
どうも解決されなかった
かもしれませんが、
この記事では、長年
理由が分からなかったことを
少しずつ紐解いてみましょう。
あてはまることが
多いようでしたら、
回数を分けて
読んでいただいても
いいかもしれません。
恥だけはかきたくない
生きづらさと
関連があることとして
様々な点を上述しましたが、
恥だけはかきたくないというのが
多くの場合、
その根っこにあり、
その他のことは、
ここに全て繋がっている
ことが多いです。
恥だけはかきたくない…
それは、心のとても繊細な
部分の声かもしれません。
どうして?
どうしてなのでしょうか。
それは…もしかしたら…
過去に恥の体験が
あるからなのかもしれません。
恥の体験というのは
自己が傷つく
とても心の痛い体験です。
この体験は、
プラスもマイナスも
私たちの人生に
もたらします。
プラスの面としては、
そこで傷ついた分、
なにくそと努力し
頑張ったことで
様々なことを達成して
こられたかもしれません。
その過程で身に着けた
知識や経験は
宝物だと思います。
身に着けた物も
もちろんそうですが
それを成し遂げるまでの
簡単じゃない毎日、
それを乗り越えてきたことが
なにより宝物かもしれません。
一方で、マイナスの面
としては、その時の体験で
傷ついた心は
今も生きていて、
(もう大丈夫と思っても
無意識では生きています。)
その傷つきが変わらず
心にあることからくる
生きづらさや、
人間関係の揉め事などが
起きているかも
しれないことです。
誰も誰かの尊厳を
奪うことなど
できないのですが、
人生を生きる中で
それは運なのか
環境なのか、
何かしらの理由で
心が痛む体験をした時
人は自分のことを
ちっぽけな人間だと
感じたりします。
心理学的にはそれは
妄想なのですが、
それが妄想であることを
その体験の時に
気づくことはできませんし、
この妄想はパワーを
持っているため、
どこか根っこでは
自分が自分を見下している
ところがあるのかも
しれません。
こういったことが、
人間関係の中では
人を見下す人だと
他人が言ってくる
ことにつながっています。
他人を見下す人だ
なんて言われることも
なんだか不愉快で
そう言われることにも
ショックがあったかも
しれません。
最後はいつも自由を選択する
『結婚したいと思いつつも
ある程度の期間
お付き合いすると
関係をバッサリ
切りたくなる。
人生の選択をする時
最後はいつも
自由を選択する。
自由より大切なものはない。
結果、一人で人生を
歩んでいくことになっても、
結局のところ、一人が楽だし
2人は面倒くさい。』
このことと、
恥だけはかきたくないことが、
どうように
関係しているのでしょう。
その前に、
人の心の成り立ちについて
お話したいと思います。
自我(普段の意識)と
無意識をあわせて
心とするならば、
人の心は、誰の心も
健康な部分と
脆弱な(病的な)部分とで
成り立っています。
そのマーブル模様が
人によって様々で
人の心に普通はありません。
私たちは、通常
自分の心しか
体験しないため、
他の人も同じような感じで
想定しますが、
心のマーブル模様は
人それぞれです。
話をもとに戻します。
恥の体験は
誰の心にとっても
心の脆弱な部分にあたります。
そして、この恥は
心理学的には妄想だと
お伝えしました。
この妄想のことを
フロイトの弟子であった
メラニークラインは
妄想・分裂ポジションと言います。
無意識はこのポジションで
実は日々不自由さを
感じています。
どんな不自由さかは
次の章で述べますが、
意識では、最後いつも
自由を感じる選択をするのは、
この無意識での不自由さが
関係しています。
無意識での不自由さから
意識では、自由を感じたいに
つながってくるのですね。
自分じゃない誰かが人生を生きてるように感じる
『もう何十年も自分の
人生を生きているのに
どこか他人事に感じる。
自分じゃない他の誰かが
指揮をとって
人生が進んでいるよう。』
この感覚と
恥だけはかきたくないが
どのように
関係しているのでしょうか。
過去の恥体験は
心にとってあまりに痛い
体験であるため、
それを感じないようにする
工夫として、
人は一つの人格構造を
つくり出します。
この構造は、過去の
感じたくない痛みを
感じないようにすることには
役だってくれるのですが、
私らしくなる、
自分らしくなるというような
主体性を確立することは、
応援してくれなかったり
阻止してきたりします。
このことが、
自分の人生なのに
どこか人生が他人事で
誰かほかの人が
自分の人生を
生きてるみたいと
感じさせる理由でもあり、
先ほどの、
無意識が不自由なことにも
つながっています。
痛みを感じたくないは
助けてくれるけど、
自分らしくなることは
応援してもらえず、
その間で動きが取れない
ような不自由さが
心にはあるためです。
カウンセリングってどんな感じ?
最後に、
カウンセリングを受けたら
どんなやり取りがされるのか
フィクションの事例を参考に
簡単なやり取りを
見てみましょう。
会社であるトラブルが
あって、ジェシカは
自分が思ったことを
言っただけなのに、
長年の上司である
ジェイムスが
あからさまにジェシカの
ことを非難したため、
ジェシカはジェイムスが
いかに間違っていて
前々から感じていた
ジェイムスがいかに無能かを
意味するようなことを
相手に言ってしまいました。
その時のカウンセリングでの
やり取りを
少し見てみましょう。
ジェシカ:
「あまりに頭にきて
前々から思っていた
ジェイムスがいかに無能かを
本人に伝えてやりました。」
カウンセラー:
「期待を裏切られて
上司に対して、ひどく
腹を立てたようですね。
あなたは誤解され、
そしておそらく
拒絶されたように感じた
のではないでしょうか。
こうした場面で気分を
ましにするために
とることができたやり方は
上司の反応について
思ったことそのものを
伝えることだった
ように感じますが、
それを聞いてどうでしょうか。」
ジェシカ:
「とにかく私にとっては、
上司がそういう態度を
とったときは、
本当につらかったんです。」
短いやり取りですが、
少しでも
カウンセリングの
イメージができるよう、
正当な評価をされないと
感じた時のやり取りを
ご紹介しました。
海外ではカウンセリングはもっと身近なもの
日本では、
カウンセリングは、
心がとても病んでいる時に
受けるものと
思われいますが
そんなことはありません。
誰の心にも、健康な部分と
脆弱な部分があり、
脆弱な部分は、生きづらさを
感じさせるものです。
長い人生の歩みの中で
時の流れとともに
起きる変化からなどでも
生きづらさを
感じる時があるのは
自然なことです。
お一人で悩まれず
あなたがいいなと感じる
カウンセラーを
利用してみてくださいね。
心から応援させていただきます。
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