夫婦療法・カップルカウンセリング

不倫は無意識では全部相手にバレています。

こんばんは、心理カウンセラー諏訪田(すわだ)佳代です。

不倫、それは
不倫をしている人も
不倫をされた人も、
まさか自分が
不倫する(される)とは
思ってなかったということも
少なくありません。

それは、インフルエンザ
にかかるとは
思ってなかったけど、
インフルエンザに
かかってしまったのに
似ているかもしれません。

不倫が露呈したとき、
パートナーや子供、
友人などとの人間関係に
致命的な亀裂が入りますが、

不倫には、他の依存と同じように
快楽に耽溺し、
不倫の回数が多くなればなるほど
不倫から、なかなか
抜け出せないといようなことが
少なくありません。

不倫は、お互いに二人だけの
秘密を共有していることや、
会える時間が限られているという
非日常性やスリルが
媚薬となります。

普段はしないメイクや服装
もしくは普段行かない
高級レストランでの食事など
映画のような世界を
現実でできるところも
嗜癖させてしまう一つ
かもしれません。

また、不倫は世代を超えて
家系のパタンとして
繰り返されることも多いです。

この記事では、
不倫について詳しく
見ていきましょう。

不倫相手のことが好きすぎて、とりつかれたように頭から離れない。

恋愛を始めた思春期の頃に、
相手のちょっとした行動に
振り回されていたように、

大人になってから、
中学生の頃のように
配偶者以外の相手との恋に
振り回され、

相手と会っていない時でも
相手のことが
とりつかれたように
いつも頭から離れなくて
すごく苦しい…
というような状態に
なることもあります。

とりつかれた状態というのは
心理学の立場でいうと
健康的な立ち位置ではありません。

人の心には、誰の心も
健康な部分と
病理の部分がありますが、
とりつかれるように
誰かを思うというのは
病理の部分を指しています。

その病理の部分は
メラニークラインのいう
妄想・分裂ポジションを指しますが、
このポジションで恋をすると
四六時中相手のことが離れなくて
何も手につかないぐらい
苦しい状態となります。

どうしたら、
とりつかれたようで
苦しい状況から
抜け出せるのでしょうか。

それは、相手の
どんなエッセンに
惹かれているのかを
感じてみることが
一つ助けになります。

彼/彼女は○○な人という
○○に入る形容詞を
思いつくだけ
あげてみてください。

例えば、
色が白くて優しくて、
あたたかく包み込んでくれる人
と感じているとしましょう。

そういったエッセンスの
深層にあるもの、それは
安心感であったり
自分を大切にしてくれる
母親のような存在が
深層にあって、それを
相手に投影している
というようなこともよくあります。

投影というのは、
抑圧し自分のものと
思っていないエッセンを
人という媒体を通して
相手の中に
そのエッセンスを
見ることです。

今の例でいうなら、
強烈に相手に惹かれるのは、
もしかしたら
そういった安心感をくれる
お母さんを強く求めていた
のかもしれないですし、

もしくは、そうした
あたたかく包み込む母
というのは、ほんとは
自身のエッセンスで
今はそれを自分の持ち物と
思っていないから、
他者にそれを見て、強烈に
惹かれるのかもしれません。

そのエッセンスを生きるとは
字義通り、母親になるという
意味ではありません。
相手をあたたく包み込んで
くれる人と思っていたけど、
それは自分だ、
そういったところが
自分にはあるなと、
納得、腑に落ちる事です。

そして、もしかしたら
結婚当初は、結婚相手に
対しても、不倫相手に
抱いた感情と似た感情を
抱いたかもしれません。

そして、現実生活を
送っていくなかで、
相手のことを思ってた人と
違ったと感じたかもしれませんが、
それは投影であったという
立場から見ると自然なことなのが
見えてくると思います。

三角関係、不倫相手は人間だけではない。

夫婦と三角関係となる相手は、
人間だけではありません。
それは、インターネットや
趣味や仕事もあてはまります。

例えば、
夫が仕事や趣味などに
親密になるについて、
妻のネガティブな感情は
夫と夫の愛する物の
両方に向けられたりします。

どちらかが、趣味や仕事に
没頭することは、
放っておかれる側にっとは、
不倫と同じで、
思いやり、相互理解、
尊敬、注目、気づかい
自分への関心の欠如を
感じたりすることから、

寂しさや虚しさを感じ、
他の人にそれを求める
ということにも
つながりかねません。

そして、家族によっては
子供を含んだ三角関係に
なっているかもしれません。

妻と娘、もしくは妻と息子
ばかりが仲良くて、
ないがしろにされる夫は
自分のことを気づかったり
情緒的に向き合ってくれる
相手を外に探すということも
よく起きることです。

自分と子供、もしくは
自分と親という縦の関係が
重視される日本では、
夫婦という横の関係は、
意識的に、人工的に
夫婦で工夫していくことが
大切のように感じます。

何世代にもわたり不倫が繰り返される理由

この問いの答えは、
家族療法家のボーエンが
教えてくれたことですが、

3世代以上の家系図を
見ていくと、
不倫や死別など
家系の中で
世界を超えて
パタンが繰り返されている
のが見えてきます。

どうして繰り返されるのでしょう?
不思議ですよね。
例えば、両親のうちどちらかが
不倫をして、子供の頃に
すごく嫌な想いをしたから、
絶対、自分は不倫しないと
思っていたのに、
自分の結婚生活でも
不倫が起きてしまう…

これは、不倫によって
傷ついたことなどを
一旦ないことにして
気持ちを上げて、
日々の生活を続け、
そこでの傷つきを
置いておくことにも
一つ理由があります。

心理学の立場から見ると、
こういった傷つきや
悲しみは、
どれだけの時を経ても、
その時の新鮮さのまま
それは本当はあります。

そうした本当はあるんだけども
ないことにしているものは
浮遊して、現実の世界で
また起きるということに
つながります。

楽しく暮らしていたのに、
過去にないことにした
抑圧もしくは解離したものが
現実の世界に顔を出してくる
ようなイメージです。

もしくは、親に対し、
尊敬する部分と、
真似ないようにしよと思う
部分があるのが自然ですが、

親子という間柄であれば、
ほとんどの場合、
いいなと思った部分だけでなく、
真似しないようにと思った部分も
自分の中にあることが多いですが、

多くの場合、
真似しようないように
しようと思った部分が
自分の中にあることに
アウェアネス(気づき)を
持たない、持てないことが多いです。

例えば、
驕りっぽいところを
真似しないようにしようと
思っていたのに、
もしかしたら、
似たような部分が自分にもあり、
驕りがあって
不倫につながっていたという
ようなこともあります。

気持ちを上げることだけがいいわけではない

何か悲しい出来事が起きた時
傷つく出来事が起きたとき、
その感情をないことにするのは、
上述の例からして
心理学の立場から言うと
あまりお得ではありません。

季節に春夏秋冬があるように、
心にも秋や冬を持つことが、
同じような悲しいパタンが
起きなくなることに
つながります。

不倫はばれないようすれば
大丈夫、もしくは
ばれないようにしてくれればいい
という意見もありますが、

意識で、気づいていなくても
無意識では全部
ばれています。

無意識では、全部ばれているのに
日常の、現実世界で
いつも通りの生活をおくるという
ちぐはぐさから、
意識で気づく変わりに、
身体症状で違和感を
感じるというようなことも
あるかもしれません。

ご夫婦や、ご自身、
そして次世代のためにも、
不倫のことでお悩みでしたら、
あなたがいいなと感じる
カウンセラーなどを
利用されてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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