カウンセリング

兄妹が引きこもりで、自分の結婚を含め将来のことが心配です。

こんにちは、心理カウンセラー諏訪田(すわだ)佳代です。

兄妹が引きこもりで
両親がいなくなったら
どうなるんだろう。
と不安を感じておられる方も
多くいらっしゃる
ことと思います。

もしからしたら、
兄妹のことがなければ、
自分はもっと自分の
人生だけを考えられるのに…
とか、怒りのような
気持ちもあるかもしれません。

物語を読んだ後と前では
家族の捉え方
引きこもりの兄妹への想いも
変わってくるかもしれません。

家族の生きやすさにつながる
一助になれが幸いです。

引きこもりとは1つとして
同じ事例はないほど、
多種多様だと思いますが、

この記事では、
家族に引きこもりを持つ
家族のフィクションの物語を
見ていきながら、
引きこもりという
現象から見える、
家族の関係性や
家族の根っこにあるものを
1つの例として
見ていきましょう。

引きこもり家族の物語

最初に仮の引きこもり家族の
物語から見ていきましょう。
(フィクションです。)

長男(35歳)、
長女(28歳)と
父親ジョンと
母親ケイトの
4人家族がいました。
長女は卒業後、家を出て
他県で就職したので、
今は家族3人で暮らしています。

長男(35)は、
大学卒業後就職しましたが、
上司がパワハラ気味で
いつも上司の機嫌をうかがながら
仕事をしていましたが、
気を使うことに疲れ
長く続かず仕事を辞めました。

その後、他の職に就いたり、
アルバイトをしたりしましたが、
20代後半から
家に引きこもりようになりました。

長男は幼少期から
父親の機嫌や意見を
忖度することが多く
どこか父親を怖いと感じています。

母親ケイトもそれを知っていて
長男は父親に反抗的な
態度を取ることもあるけど、
ほんとは、子供のときから今も
父親のことを恐れていると、
少し夫ジョンに対し、
あなたのせいよというような
不満がありました。

そして、夫婦は
長男の引きこもりに苦心し
夫婦でカウンセラーを訪れ
長男のことを相談します。

最初話は長男のことに
集中していましたが、
回を重ねるにつれ
夫婦間のことも
語られていきました。

母親も口には
出したことないけど、
実は夫に対し、
どこか冷たい人で
いざっていう時に
家族を大切にしてくれるのか
分からないという
不信感を持っている
ことなどが見えてきました。

それまでの夫婦の認識では
父親ジョンを恐れているのは
長男だけでしたが、
妻のケイトも夫を恐れていることが
話題にのぼってきたのです。

そして、母親が夫を怖いと
思った理由を聞いていくと、
一度夫のジョンが
ジョンの父親と大喧嘩し
ジョンは自分の高齢の父親に
手をあげそうに
なったことがありました。

その頃は、夫はピリピリしており
幼い長男の前で、
何回か妻のケイトを
殴ったことがありました。

長女はその時
まだ生まれていなかったため
そういった父親の姿を
見たことはありませんが、
長男は自分のお母さんが
父親に殴られるという
姿を見ていたのです。

そして、その時は、
ケイトも長男もなぜ
ジョンがそこまで
自分の父親に怒っているのか
理由を知らず、

ケイトと長男にとって、
ジョンはどこか怖い人になり
2人の中からその思いが
なくなることは
ありませんでした。

夫婦のカウンセリングの場で
なぜ、ジョンは自分の父親を
殴ろうとしたのか
その理由を聞いてみると、

ジョンはそもそも
自分の父親の仕事に
一生懸命な姿を見て、
子供の時とても
尊敬していましたが、
大人になってから
自分の父親が実は
家族の外にも
子供を持っていたことが
分かったのです。

父親が仕事で忙しい分
母親の家事の手伝いなど
できることはなんでもし、
母親の負担を減らすよう
ジョンは兄妹のなかでも特に
母親のことを気にかけていました。

そして、自分の母親が
夫の不貞行為にとても傷つき
体調を崩したことから
早くに亡くなった
のかもしれないことを
大人になってから知ったことが
初めて妻の前で語られました。

ジョンにとって、この出来事は
あまりに痛みに伴うことだったこと、
尊敬していた父親の不貞行為が
自分の大好きな母親の病に
関係があったかもしれないという
なんとも悲しい事実があったのです。

このことが分かってから、
ケイトのジョンに対する見方が
変わってきました。
ジョンに殴られたことは、
確かに怖い痛い体験だったけど、
ジョンが父親に対し、
どうしてあんなに乱暴的な
態度を取ったのかが
見えてきました。

家族療法から見えること

夫婦がカウンセリングの中で
語られ見えてきたことと、
長男が引きこもりであることが
どんなんふうに関係していると
家族療法の視点からは
見ていきましょう。

家族療法の視点では
家族んいあるパタンを
見ていくのが1つありますが、
このフィクションの家族に
どんなパタンがあるでしょうか。

まずは、引きこもり本人も
その父親のジョンも、
自分の父親に
がっかり失望するという
体験をしています。

ジョンにとっては、
父親の不貞行為があったこと、
引きこもりの長男にとっては、
自分の前で母親を殴られたこと。
どちらも自分の父親が
母親を裏切ったり
傷つけるという、
子供からしたら
あたかも引き裂かれるような
辛い体験であったこと。

そして、引きこもりの長男が
父親ジョンに忖度するのと
同じように、職場でも上司に
忖度せざるを得ないこと。
そして、上司からパワハラを
受けるという、
父親が母親に暴力を受けたのと
同じパタンがあること。

そして、見落とされがちなことは、
ジョンは父親が仕事で忙しく
家事・育児を全部母親が
やっていたため、
兄妹の中でもとりわけ
母親のことを気にかけていました。

同じように、引きこもりの長男は
小さいころ、父親に
大好きなお母さんが
暴力をふるのを見たことから、
家をでず、両親と共にいることで、
どこか母親を守っているのが
あるかもしれません。

さらに、ジョンとケイトも
ジョンの両親も
どちらの夫婦も
問題が起きているその時に
夫婦間で話し合いが
されてませんでした。

妻の側である
ケイトや、ジョンの母親は
夫に対し、恨み辛みの
感情もあったでしょうが、
そのことについて
夫と気持ちを話し合うことはなく
わだかまりが
持たれたままの状態でした。

このわだかまりを
持たれたままの状態で
夫婦間の調整、
無意識のうちに
仲を取り持つという役割を
父親も長男も担っていた
可能性もあります。

わだかまりというのは
長年経つと、
固まりのように
なかなか動かないものになります。
それも引きこもって
なかなか動きたくないという
現象と同じです。

家族に対し怒りを持つのも自然

ここに書いた家族の物語は
この記事で作られた
フィクションですが、
家族療法の多くの点が
盛り込まれています。

物語を読んだ後と
読む前では、
引きこもりの兄妹について
持つ印象が変わったでしょうか。

家族や両親の互いの
家系から引き継がれる
様々なパタンが、
家族の誰かに
引きこもりという
現象で現れていることが
見えてきたかもしれません。

家族の問題に
誰か一人が悪いということはなく
互いが影響し合っています。

家族みんなそれぞれに
心の嘆きがあります。
誰か一人が問題で
その人が悪いという立ち位置は
家族の問題を
より固着させてしまうことに
なりかねません。

その固着した状態から
家族療法の視点が
取り込まれること、
また家族療法が
行われる機会があれば、

固着したところから
少し違った風がふき
それぞれの家族が
その家族らしいく
循環していくことに
つながります。

参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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