こんにちは、心理カウンセラー諏訪田(すわだ)佳代です。
『記念日や誕生日だから
ご飯を食べに行ったり、
ちょっといつもと違う
幸せな時間を過ごせたら
いいなと思っていたのに、
期待していたような
言動をパートナーが
取ってくれなくって、
自分のことが可哀そうに
感じるほど惨めになり、
これから先、
この関係をどうしたらいいのか
分からなくなってきた。 』
というお悩みがあったとしましょう。
記念日や誕生日は特に
幸せを感じたいという
女性側の期待値が高いため、
記念日や誕生日に相手が期待に
応えてくれないことは
女性にとって、とてもショックが
大きくなったりします。
この記事では、
どのようなカップルが特に
記念日や誕生日に
喧嘩になりやすいのか、
また、結婚のように
異性と共に過ごすというのは、
本来どんなことなのかを見ていき、
パートナーとの付き合いが
どんなふうにしたら
うまくいくのか見てきましょう。
注)この記事は、あくまで
意見の相違などによる
喧嘩をさしており、
暴言やDVなどがある場合には、
先ずは身の安全を
確保するのが優先となります。
Contents
記念日・誕生日に喧嘩になりやすいカップル
もちろん全てのカップルが
記念日・誕生日に喧嘩になる
可能性はありますが、
次のような関係のカップルは
特に記念日に喧嘩に
なりやすいかもしれません。
・常にピッタリくっついていたい
・相手が体調が悪いと自分も体調悪いように感じる
・どちらかが他方の言いなりになる
・言葉で言わなくても分かってほしい
・お互いにプライドが高い
・会社などでは疲れるほどに人に気を遣う
こうした傾向にある2人の
関係では特に、
相手が自分の期待したことを
言葉でさほど言わなくても
分かってくれたり、
その期待を満たしてほしいと
双方に思いやすくなると
言われています。
もちろん、誰もが
好きな人といて
ただ幸せを感じたい、
楽しい時間を過ごしたいと
感じるものですが、
上記のような関係で
喧嘩が起こりやすいのには
相手と自分を同じと
心がとらえていることが
1つあげられます。
その反対に、
相手は自分とは全く異なる存在のため
相手はこちらが想定していない
言動を取るのも当然と
心がとらえているカップルは
相手がこちらの期待した
言動を取ってくれなくても
さほどショックはないかもしれません。
異なるを前提としてるカップルは
自分にとって異質な行動は
ある意味想定内で、そういった時
どちらか一方に合わすのではなく、
お互いの想いをそれぞれ合わせ
お互いに折れ、
二人で1つの新しい形を
作ろうとしやすいかもしれません。
これらのことは、
頭でどう思うかというより、
心の形がどうかによります。
心の形が似ている人に
人はエロスを感じると
精神科医のボーエンは
教えてくれましたが、
相手と自分を同じと
心が無意識にとらえていれば、
お互いに、相手に対し
「自分ばかり主張する」という
不満を感じやすくなります。
育った環境の結婚・カップルへの影響
自分と相手を同じと
心が無意識のうちに
とらえることと
育った環境が関係が
あるかもしれません。
上述したような、
傾向を持つお二人は、
それぞれに育った環境において
例えば1つあげるならば、
母親が父親の言う通りにし
母親は常に我慢していた。とか
父親が暴君で困った。
などのような背景が
あるかもしれません。
そうした環境下で育ち、
母親の痛みを
子供の頃に痛いほどに
感じていたというような体験は、
心の中で、相手と他者が
分離しにくく、
ピッタリくっついている感じに
馴染みがあります。
育った環境は、
それが時に自分にとって
あまり好ましくないことであっても
あまりに馴染みがあることのため、
異性との関係で、
その馴染みの関係性を
展開する相手を
人は無意識に選ぶ傾向にあります。
ですが、それは
変えていくことができることです。
どのパタンも、
陰と陽の両価性ですので、
今、生きづらい関係性を
持っていたとしても
豊かな関係性を持つことに
変容を目指すのが、
心理カウンセリングで目的と
されることの1つです。
どうしたらパートナーとの関係がうまくいくか
先ほど、すべてのパタンは両価性で
生きづらさと豊かさがあると
書きましたが、
「自分のことばかり」と双方が
相手に対して感じている時に、
二人だけで豊かな方に
転じるのは、ほぼ不可能です。
話し合いをする
カップルだったとしても、
お互いに、自分が抱いている
願望や理想に相手が
合わせてくれることを
期待するため、
言い合いになるか、
どちらかが不本意ながら
無理やり相手に合わす
というようなことに
なりかねません。
そうした時には、
カップルカウンセリングに加え、
一人ずつのカウンセリングの
両方を受けることが有用です。
カップルが個々にカウンセリングを受ける有用性
個人カウンセリングで
生きづらさなどが
少しでも癒えてくると
二人の関係性は
大きく変わってきます。
その理由は色で例えるなら
普段は自分のことを
黄色と認識して生きていて
自分の中に、他の色が
存在しないとしたら、
その他の色は、やっぱり異物で
異性や他者という
自分とは異なる物を
受け入れにくいと感じるのが自然です。
ですが、黄色という私が
意識で感じている私だとすれば、
個人の無意識や
集合的無意識などの
無意識次元も加味された
カウンセリングの中で、
生きづらさが癒えていく時、
その時、黄色以外の色が
自分の中にもあることを体験します。
この体験が、今まで黄色で
世界を見ていたけど、
他の色(他の見方)があるということは、
相手の色は黄色とは違うかもしれないと
思うのに役立ちます。
自分が黄色を通して
世界を見ていたように、
相手も、何かの色を通して
世界を見ているのかもしれないな
ということを体感するため、
相手と自分が同じでなない可能性
”違う”を想定したところから
対話が始めやすくなります。
また、無意識の中に見つけた
青色や緑色が
意識に統合されることで、
意識は、黄色、青色、緑色の
世界の見え方があるため、
相手が何かの意見を言った時、
あ、これは青色の世界に近いことを
言っているのかなと、
相手の意見も理解しやすく
なったりします。
夫婦・カップルカウンセリングの有用性
個人カウンセリングを通して
自分と相手は違うということが
心で分かってきた後、
そんな違う色を持つ二人が
それぞれの色を合わせて
ふたりだけの色を
作ろうというのが、
夫婦カウンセリングで
成されることの1つです。
それはどちらか一方が他方の色に
無理に合わせるのとは異なり
2人で作ったオリジナルの色で
生きていくことです。
それが成されると、
夫婦間の言い争いが減ったり
分かり合えないという
ストレスが減ってきます。
つまるところ、
心理学の立場からは、
結婚はするだけで
幸せになるというのは幻想で、
異質な相手と
二人だけの色を作るという
かなり人工的な作業をして
始めて豊かな関係性が
築かれます。
これは、一見どんなに
幸せそうに見えるカップルも
同じことが言えます。
愛ある関係性
個人カウンセリングで
傷つきが癒されるというのは
心が丈夫になる良いことですが、
そもそもそれをしたくないと
感じたとしても自然なことです。
ですが、大切な人との関係で
うまくいなかくなったところから、
双方がそれぞれに
それに向き合い、
自分の中に様々な
色を見つけることが
相手の色を
知ることにもつながるという
とても愛ある作業だと感じます。
人生を振り替え立った時、
彩りを感じる時間は、
お金を稼いだ時や
名声などを得た時ではなく、
時にそこに痛みが伴っても、
人との関係で
相手と向き合った時間です。
ご参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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