カウンセリング

他人にどう思われているか人目が気になり自信がない

こんにちは、心理カウンセラー諏訪田(すわだ)佳代です。

こんなお悩みがあったとしましょう。

『会社などで、自分の言動が
その場にいた人を
傷つけたのではないかと
後から心配になり、
相手にどう思われているか気になり、
何を言ったらよくて
何は言ったらよくないのか
分からなくなってきて疲れる…

自信をつけようと
自信のつけ方などの本を読んで
試してみたけど、
すぐにまた元に戻り
やっぱり相手から
どう追われているかが気になるし、
自分の言動が正しかったのか悩んだり、
自己犠牲的な行動から
離れられない 』

とお感じでしたら、
この記事で、どうして
相手にどう思われているのかが
そんなに気になるのか、
根っこから自信を感じる
本質的な変容は
どんな風に起こるのか、
そのホントのところを
見ていきましょう。

頑張っているけど虚しい・空虚感の姿

私たちは、
「自己のまとまり 」 ができると
私という主体ができ、
その時に初めて他者ができ、
それが相手にどう思われるのか
気にならなくなることにつながると
言われています。

1つずつ見ていきましょう。

「自己のまとまり 」 が弱いと、
どこからどこまでが自分で
どこからが相手なのか
分からなくなります。

もちろん身体が離れていることは
分かるのですが、心(内面)で
自分と他者が分かれておらず、
どこまでが自分か分からず、
何を言っていいか分からなくなったり、
よかれと思って言ったことが
相手の領域に踏み込みすぎとなったり
人間関係にストレスが
もたらされたりします。

空虚感というのは、
空っぽ、何もないのではなく、
自己のまとまりが弱い時に
生まれる感情です。

では、そもそも「自己のまとまり」
とはどうやったらできるのでしょうか。

それは、生まれた時からずっと
他者との関係において
体験するもので、
私たちは生涯
それを必要とすると
されています

その体験は主に3つあります。
1)映し返し
2)理想化
3)双子
です。

この用語だと分かりにくいので、
それらの3つの体験が
どんな体験を意味するのか
分かりやすくするため、
フィクションの例で見てみましょう。

自分は人より劣っていて、何もできないし、感情が分からない。

~フィクションの物語~
父、母、兄、妹(相談者の方)
の4人家族がいたとしましょう。
相談者の方(28歳)が
職場の人との出来事をキッカケに、
自分はやっぱり人より劣っていて
何もできないと感じるようになり
とても苦しくて
カウンセリングを受け始めました。

カウンセリングの中で、
幼少期の環境として
兄が時々母親に暴力をふるっていて、
母親が危ないんじゃないかと
とても心配だったこと、
そんな母親から「あなただけは
元気で笑顔でいてね。」と言われ、
辛い時も辛いと言えず
ずっと頑張ってきたこと、
大人になった今となっては
幼少期の出来事は
大したことないと思っていたけど、
もしかしたら、そうした体験と
感情があまり分からないことが
関係しているのではないかと思う
ということが語られたとしましょう。

この記事では、
3つの体験にフォーカスして
この体験と今の生きづらさが
どう関係しているのか
見ていきましょう。

1)先ず、映し返し体験ですが、
それは、子供の時に
小さな子供が誰しも持つ感情
「自分は偉大で
完全であるという、
子供が生まれつき持っている
感覚に承認を与える」ことです。

例えば初めて一輪車に
乗れるようになった時、
「わ~、すごいね上手に
乗れるようになったね」と
感心して子供に承認を
映し返してくれることを言います。

このように成長を見ててくれて
たくさん認めてくれることを

映し返し体験と言いますが、

事例(フィクション)の
相談者の方は、お母さんに
負担をかけないようにしようと
思いっきり認めて欲しかったり
たくさんお母さんに
映し返して欲しかったことを
我慢していていたかもしれません。

そうしたことで、
自己のまとまりの1つとなる
映し返し体験が
十分得られなかったかもしれません。

2)次に理想化体験ですが、
これは、「落ち着き、絶対的な正しさ、
万能さというイメージに、
子供が溶け込むことのできる体験」
を指します。

例えば、子供が父親の仕事に憧れ
お父さんみたいな偉い人に
なりたいと子供頃思うことは、
子供にとって、理想化体験に
なっています。

事例の場合では、
兄が母親に暴力をふるという環境で
そんな兄を制止したり、
力強い落ち着きで
その場の緊張を調整し
安全の感覚を提供してくれるような
存在がいれば、
理想化体験となるのですが、

こうした多くの
幼少期の辛い体験は、実際のところ
そうした存在が不在であることが多く
それは本当はとても辛いことです。

3)そして、最後に
双子体験です。
これは、「自分が相手に似ている・
相手が自分に似ているという体験」
です。

辛い体験をしている時、
困難な想いをしている時、
同じような状況の人を見たり、
同じような苦しみを持っていて
頑張ってる人などを見て
その相手を見て
自分を見ているように感じることは
自分も頑張れたり、
心にまとまりをもたしてくれる
ことにつながります。

事例のように、大変な環境が
もし周りには自分しかいなくて
周りのお友達が普通に見えた時、
分身体験が得られず、
屈辱感を感じたり、
とても辛い体験となります。

自信をつけて対人スキルをあげる- その本質にあるもの

何を言ったらよくって
何を言ったらよくないのか
分からないから、
自信をつけて対人スキルを
あげたいというお声を
よく聞きます。

自己肯定感をあげたり
自信をつける解決策は、
世の中に
たくさんありますが、

1つ確かなことは、
相手にどう思われているか
気になならなくなり、
深いところから
自信に肯定感を持てる
ようになるのは
一人では難しく
それは他者との関係の中で
起きることです。

なぜなら自己のまとまりのためには
受け手が必要だからです。
野球でピッチャーが球を投げて
キャッチャーが受けてくれて
初めてまとまるように。

3つの体験を
カウンセリングの中で
体験していくことは、

自己のまとまりが出て、
深いところから
自分に肯定感を持てたり、
周りにどう思われているのかが
気にならなくなる
本質的な変容の確かな1つです。

そうした経験を
人は生涯必要と言われていますが、
自己にまとまりがでてくることで、
「私」という主体ができ、
その時初めて、「あなた」という
自分から分かれた他者ができ、
対人関係が本質から
変わってきます。

それは表面的な
対人スキルとは違い
自分でいることの心地よさや
相手と心地良い距離で
関わることが体感として
身につく経験となります。

縁起からすると、自分とは関係性

最後に、仏教の「縁起」から
自分はもちろん、他者、
さらには全ての存在が
縁起(関係)によって
成立していることを見てみましょう。

華厳哲学における存在論的関係性
という考えでは、
Aというものの存在には
B, C, D…とすべてのものが
かかわっています。つまり、
それぞれが互いに関係しており、
その全体関係性を無視しては
何ものも存在し得ないのです。


このように考えると、
Aというものは自性をもたなくとも、
他の一切のもとの相互関連において
Aであるわけです。

ある特定のものが、それだけで個別に
現起するということは、
絶対にあり得ない。
常にすべてのものが、同時に
全体的に 現起する のです。
このような存在実相を
華厳哲学 は縁起と言います。

ユング心理学と仏教 著 河合隼雄

自信がなくなるキッカケが
他者との関係で起きた時、
自信をつける方法は
できれば一人で
自己完結でできるものがいいなと
感じるかもしれません。

深いところから
自分を肯定できるようになる
自信がつくには
他者が必要というのはがっかりに
感じることかもしれませんが、

ここに人生の深淵さや
彩りや、豊かさを見つける、
つながるエッセンスが
たくさん隠されていることと思います。

あなたいいなと感じるカウンセラーを
訪れてみてください。

ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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