恋愛

誰かの影に隠れて相手に合わせるほうが楽だけど生きづらい

こんにちは、心理カウンセラー諏訪田(すわだ)佳代です。

こんな物語があったとしましょう。

『自信がなくて、
誰かの影に隠れる方が楽だけど、
自信がない自分が嫌で
ずっとモヤモヤ生きづらい 』

『友達や彼氏などの希望や気持ちを
いつも先回りして読んで、
相手に合わせるようにしているけど、
関係が続かない 』

という2つの物語は、
どちらか一方に似た悩みが
あるという場合もあれば、
どちらの悩みもあることも
あると思います。

2つの物語を同じ記事で
ご紹介するのは、
生きづらさがどちらの形で
現実世界で現れていたとしても、
根っこは同じため、

この記事では、2つのお悩みの
具体的な物語を書きながら、
その物語と関係してくる
育った家族の環境、
そして心の構造について
少しご紹介し、
こうしたお悩みは、
心理カウンセリングが有用な
心のお悩みであることも
お伝えします。

相手に合わせる方が楽だけど、友人も恋愛関係も続かず、関係をバッサリ切る物語①

こんな物語があったとしましょう。
(物語1つ目)

「友達や彼と遊ぶ時、
どこにご飯を食べに行くかや
何をするかなど
相手に合わせる方が楽。

自分の希望を言って
それが、相手の望むことでなければ
自分の希望に合わせてもらうことは
居心地が悪くて仕方ない。

自分はあまり気が進まないことでも
相手が楽しいなら、それでいい。

そうやって、いつも相手に
合わせてきたのに、彼から、
「自分がやりたいことないよね。
ずっと一緒にいても楽しくなさそう。」
などと言われ、別れることになる。

そんなこと言われたって…
どうしたらいいのか分からない。

周りの友達は、
プロポーズされたりしてるのを見て
結婚してないことよりも
自分は誰にも選ばれないことが悲しい。」

誰のことも選んでいないのは誰だろう。

1つ目の物語で、
お付き合いしている人が、
「一緒にいても楽しくなさそう」と
言う場面がありました。

これを読むと、
「私と一緒にいても
彼は楽しくないんだ。」
と聞こえて、
自我(普段の意識)からすると、
自身が価値がないと感じられるような
心にとても痛みが走る体験となる
かもしれません。

そう感じられた傷つきは
カウンセリングの中で
コンテイニングされることが大切です。

そしてより深層のやりとりの中で、
そもそも人生を

楽しんでいないのは
実は自分だったことに
気づくことがあるかもしれません。

同じように、
周りはプロポーズされ
誰かに選ばれていて、
自分は誰にも選ばれないと

感じているけど、
誰のことも選んでいないのは

実は自分だったという
気づきがあるかもしれません。

誰のことも選ばない防衛

自我(普段の意識)からすると、
互いに選び、選ばれたカップルが
羨ましく感じ、
どうして自分は
誰にも選らなばれないのかと
生きづらさを感じる一方で

無意識からすると、
実は自分が誰も選ばない
誰も選びたくない
「表面的な楽しい」を
誰かと共有できても、
関係が深くなればなるほど
つながっているのが難しい。

誰かを選ぶことは
無意識からすると恐ろしい
かもしれません。
そこにはきっとたくさんの
理由があることと思います。

羨ましいなと思う自我
(普段の意識)に対し、
深いところでつながるのは怖いと
感じている無意識がある場合、

力を持っている
力が強いのは、
圧倒的に無意識ですので、
現実世界では、
意識(普段の意識)が
望んでいることが
叶えられないという
苦しさにつながります。

相手の影に隠れている方が安心するけど、ずっと自信がない自分が嫌な物語②

こんな物語があったとしましょう。
(2つ目の物語)

『自分が矢面に立ったり、
何かを人前で表現するのは
恥ずかしすぎるから、
自分がすごいと感じる人に仕え
その人が成功するように力を尽くし、
その人が放つ光に浴するのが心地よい、
すごいと思う人のそばで
自分もすごいように感じれたり
認められているように感じる。

だけど、いろいろ頑張ってみても
やっぱり相手に
どう思われているか
気になるし、
自分に自信が持てない。

若い頃は、それでも
なんとかやってこれたけど、
自分が望む現実にならなくて
生きづらさが
前より増してきた。
どうしたらいいんだろう。 』

影に隠れても不安

職場という環境は
特に誰かの影に
隠れたい場所かもしれません。

この場合、多くの場合は
上司の影に隠れ、
上司が成功するよう
力を尽くすという働き方が
一番居心地がいいかもしれません。

もし、職場で影に
隠れさせてくれるような
過干渉の母親のような
上司であれば、
影に隠れることに
成功できるのですが、
過干渉ではなく、
あなた個人の力を伸ばしなさい
というタイプの上司の元だと
途端に自分が
晒されているように感じ
強烈な不安かもしれません。

この不安の本質は
内的なもの、
心のこと、
自己のまとり度合の苦しさから
きていることのため、

外的なこと、
例えば高ブランドや
資格などで補おうことは
一時的には安心をくれるのですが、
また不安がでてきて、
また何か別の(外的な)ことを
目指す…の繰り返しになり、
年齢を増すにつれ、
それも疲れにつながりかねません。

こうしたお悩みには
カウンセリングのような
内的なアプローチが有用です。

相手ありきの家族と生きづらさの関係

ご紹介した2つの物語からくる
生きづらさと
育った家族が
関係していることは
少なくありません。

日本に多くある家族の1つに
家族のメンバーそれぞれが、
自分がしたいことを
心に問うのではなく、

互いに相手がどう思うか
相手が何を求めているかを
先読みして
相手のニードを
満たしてあげることを
無意識のうちに行っている
在りようがあります。

例えば、母親は
子供に過干渉気味に
子供の代わりにあれこれ選択をし
それが本当に子供自身が
求めているかを
相手に聞かなくても
それが子供のためであると
「分かる」から、
それを相手にしてあげる。

子供は、それをやりたいかを
自分で考える、感じることを
促されることなく、
ママの言う通りやっておけばいんだ
それをやっておけばママが喜ぶんだ、
場が平穏におさまるんだと

相手の希望や場の空気に
応えることが自然となり、
内省して自分の望みを
問うことをしなくなり
結果、自分の望みが
分からなくなったり、

社会や学校で、
自身の意見を問われたり
発言を求められることが
とても苦痛となることがあります。

もしくは、
自分の求めていることは
分かるんだけど、
それを相手が受け入れてくれるかが
とても怖くて、
言い出せないということも
あるかもしれません。

こうした生きづらさのお悩みは
「相手に聞かなくても分かる」
「空気を読む」
というパラダイムにはまって
そこから抜けれないことが
根っこにあります。

自己肯定感をあげるためのカウンセリング

この記事でご紹介した
2つの物語は、
資格や高ブランド、
有名企業などの
外的なものは一時的な
安心をくれるのですが、

誇大でも卑下でもない
自信を持ちたいという場合は
内的なアプローチである
カウンセリングが有用です。

ここで書いたようなお悩みは
確かな生きづらさですが、
周りからはいい人と
見られたりして、
悩みを分かってもらえない
ということも多いと思います。

このお悩みが長期化すると
無気力になったり、
アルコール依存につながったり
というような可能性もありますので、
カウンセリングを
利用されるのがお得です。

ご参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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