こんにちは、心理カウンセラー諏訪田(すわだ)佳代です。
幸せになりたいのに、
思うようにいかない時、
私たちは生きづらさを
感じたりします。
幸せには短気的な幸せと
長期的に幸せが
あるように思います。
短期的な幸せは、
恋愛したり、
結婚したり、
目標がかなったり、
お金を得たりした時などに、
幸せを感じることが
あると思いますが、
長期的に幸せになるには、
時にそう簡単でないことが
多いかもしれません。
ではどんな状態であれば
長期的に幸せを
感じれるのでしょうか。
深層心理学でいうところの
個性化の道に
そのヒントがあります。
それは昔からあったことで
生きやすさにつながる道ですが、
ネット社会がこれだけ進み
AIやロボットが
生活の中に入ってくる
時代のプロセスに入った今
この個性化の道を
歩むプロセスに
時代が入ったように
感じています。
生きづらいところから
生きやすさにつながるには、
人間関係が今までと
違うパタンになるには、
大切な人との関係が
変わるには
どんなことがあるのか
この記事で見ていきましょう。
子供の頃に持っていたユニークさ
どんな状態であれば
長期的に幸せを
感じれるのでしょうか。
その1つに、
自分の彩(いろ・いろどり)を知ること、
そしてその彩を表現し生きることが
あるかなと思います。
自分の彩を知るとは、
主体性の確立とも言えますが、
他人からどう思われるか、
世の中や親が良しとするから
これをするのではなく、
「私はこんな生き方が生きやすい」
というユニークな世界です。
本来、子供の時に誰しもが持っていた、
その人らしいエッセンス、
それを大人になるにつれて、
ないことにして生きること、
つまり社会が用意した
みんな同じ道を歩くことを
応援されてきたわけですが、
そうしたやり方で
経済が伸びるところまで伸びた今では、
どうやら私たちは
次のプロセスを進むことを
求められているようにも感じます。
AIやロボットが
私たちの生活に入ってきて、
正しい答えを
人間の代わりにだしてくれる
存在が誕生した今、
これからの生き方が
生まれるとしたら、
それは、AIやロボットにはない、
私たちそれぞれが
本来子供の時に持っていた
ユニークさや、
その人らしいエッセンスを
形にしていくこと、
表現していくこと、
それが1つ可能性として
あるかもしれません。
GAFAから見る役に立つものと意味のあるもの
これは聞いた話ですが、
世の中には
役に立つものと
意味のあるものがあって、
例えばGAFA(ガーファ)の内、
Google, Amazon, Facebookは
私たちにとって
役にたつものを提供してくれる、
そしてAppleは
意味のあるものを
売っている会社だそうです。
Appleも、もちろん機能もよくて
役にも立つのだけど、
Appleの世界観やエッセンス、
つまりその彩りに魅了され、
Appleの商品を
引き続き買いたいと感じる、
意味のあるものを
売っている企業なんですね。
例えば、コンビニに行くと、
はさみや日用品などの役にたつものは
1種類しか置かれてませんが、
意味のあるもののタバコは、
コンビニという限られたスペースでも
多くの種類が置いてあります。
どのブランド、
どんな彩を表現した
タバコを吸っているかの、
意味のある商品は
コンビニという
限られたスペースでも
たくさん置かれています。
つまり、この話は何かというと、
これからは意味のあるものが強い
というお話でしたが、
この意味のあるものとは、
私たちの個々の彩りも
あてはまると感じます。
世間や親の言いなりで生きる生きづらさ
話を心理学に戻しますが、
発達心理学的に言うと、
私たちは既成の用意された
世の中が良しとするものを得ても、
長期的に幸せを感じない、
つまり内的に心が豊かに
感じるようになっていないところに、
幸せが簡単じゃない理由が
あると言われています。
例えば、高級ブランドなどを
買えるようになって、
一時的に満たされても、
人が深いところから
豊かに感じることに
あまりつながらないのは、
それは人の根源的欲求に、
既成の彩ではなく、
自分の彩を
表現したいというのが
あるからだと思います。
自分の彩を知り表現していく、
それは壮大な話ではなく、
例えば田舎暮らしの
ていねいな生活だったり、
絵を描くことだったり、
自分が過去に苦しんだ経験から、
同じ苦しみを持っている人に
役立つような仕事を
することかもしれません。
そうした彩を表現していくことは、
内的豊かを与えてくれるため、
オリジナルの個人の神話が作られ、
その人のユニークな彩りが
内側に育つため、
その時には既成の高級ブランドにも
さほど価値を感じないこともあります。
内側に自分のブランド(彩り)を
持っているからです
ただ、それは、言うのは簡単ですが、
現実世界で形にしていくのは
心理的に葛藤や苦しさが
伴うこともあります。
本当の彩りは、
自我(つまり普段の私たちの意識)
からすると、
違和感を感じたり、
そんなことは自分にはできないと
感じることもあるからです。
その彩を見つけることや、
できないと感じる自我を
丈夫にしていき、
どうやらできるかもしれないと
感じるようになること、
主体性の確立していき、
そしてその人らしいエッセンスを
表現していくことに繋がるのも
心理カウンセリングの魅力の
1つだと思います。
価値観が合わないと感じる夫婦・カップル関係が変わるとき
そうした主体性が確立された時、
人間関係も変わってきます。
大切な人との関係も変わってきます。
どんなふうに
変わってくるのでしょうか。
それは、ブランド物を
あまり求めなくなるように、
相手に理想的なことを
あまり求めなくなったり、
相手と融合することで
幸せを感じるというよりも、
色合いが異なる二つの個体が、
それぞれに互いの色を出し合い
生活を創造(クリエイト)していく
という変化があります 。
どこか根底で自分のことを
好きでなかったりすると、
それを補完しようと、
何か自分がすごいと感じるものを
相手に求めたり、
そうしたものを持っている人に
惹かれることもあります。
そうした人と心が融合することで、
否定している自分の部分を
無いことにできる、
自分のことを万能的に
感じることもあります。
でも、そうした関係は、
ハネムーン時期が終わると、
早晩うまくいかくなります。
夫婦・カップル感が
うまくいかなくなった時に
価値観が合わないと
よく言われますが、
価値観が合わないというより、
そもそも世間や親がよしとする
価値観で生き
自分のオリジナルの
価値観を育てることを
応援されなかったことからくる
苦しみがあるように思います。
そのため、自分の彩りを見つけたり、
主体性が確立されることは、
世間や親がよしとするものではない
自分のオリジナルな価値観を
心の内に持つことですから、
そうした時には、互いの価値観は、
それぞれオリジナルで、
相手と同じでないことが
最初から分かっている状態で
関係を持ち、
その色合いの違いが楽しかったり、
違うものを持っているものどうしが
チームとなることによって、
よりおもしろい遊びができる。
そんな関係になったりします。
この記事では、
世の中でよしとされるものを得ても
長期的に幸せを感じない、
その理由を
深層心理学や発達心理学の視点から
お伝えしました。
少しでも何かお役に立てるような
ことがあったなら幸いです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
無料メルマガ
自己を肯定でき
人目が気にならなくなる方法
プレゼントを受け取る!
無料講座をご覧いただくと、「人目が気になることや、虚無感と自己愛の傷つきの関係」「自己愛の傷つきがあるとどんな心の構造を持ち」「その心の構造が普段の生活でどんな生きづらさをもたらすか」「そこから回復する方法」が見えます。
購読後、メルマガ解除を希望される場合はメール末尾のURLから簡単にできます。
フォームにご入力いただいた個人情報は、暗号化通信されますのでご安心ください。