生きづらさ

HSPの誤解。安定した愛着を幼少期にもらえないと起きる生きづらさ

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こんにちは、心理カウンセラー諏訪田(すわだ)佳代です。

HSP(Highly Sensitive Person)という言葉の
認知が広まり、
ご自分のことや、家族のことを
HSPじゃないかと
感じておられる方が
とても増えているように感じます。

HSPとは、
過敏さ、傷つきやすさ、
感受性の高さ、
高すぎる共感性、
感情移入のしやすさ、
関心が内に向くこと、
無駄話にはぞっとするが
深い対話を楽んだり、
1人になると充電できたり
することを指しますが、

HSPかどうかは、
生まれつき持っている気質で
育った環境とは
関係ありません。

生得的な敏感さは
生涯変化しない一方で、
敏感さがその人にとって
長所になるか、
短所になるかは、
育った環境で
安定した愛着を
もらえたかどうかが
大きく関係しています。

安定した愛着があると
自身の創造性を表現したり
深い友情を育んだりの
豊かな人生につながりますが、

不安定な愛着環境だと、
HSPという気質から派生する
別の心の問題(生きづらさに)
が出てきます。

HSPのことは
認知が広まっていますが、
環境が安全・安心で
なかった場合に起きる
生きづらさについては
ほとんど知られていません。

この記事では、
HSPとNon-HSPを
愛着との関係から
4つのパタンをご紹介し、

特に、HSPの気質を持って生まれ
安定した愛着がなかった場合の
生きづらさについて見ていきます。
少しでもお役に立てたら幸いです。

HSPは生まれもった気質

こんな実験がありました。
生後4ケ月の乳児が
刺激に対して
どんな反応をするかで
内向型が外向型かが
分かるというものです。

刺激に手足をバタバタする
赤ちゃんと、
刺激にあまり反応しない
赤ちゃんがいたら
どちらが外向型で
どちらが内向型でしょうか。

足をバタバタする赤ちゃんが
外向型に思われるかもしれませが、
答えは、足をバタバタする
赤ちゃんが内向型です。
感度が高いため
低刺激でも、高反応で
視覚や聴覚、臭覚への
刺激に強く反応したからです。

よく知られた別の実験もあります。

外向型の人と内向型の人に
問題を解いてもらう時に、
雑音が聞こえるヘッドホンをつけ
その音量は自分にとって
快適な音量に合わせてもらいます。

その結果は、外向型の人の方は、
内向型の方より大きい音量が
自分にとって最適で
問題もどんどん解けていきます。

もし、外向型の人が
内向型の人と同じ音量で
問題を解くと
静かな環境で覚醒が低すぎて
問題の解く時間も長くかかるという
結果が出ました。

反対に内向型の人が
外向型の人の音量で解くと
覚醒されすぎて
問題を解くのに時間がかかる
という結果もでました。

こうした高感度の
生まれつきHSPの方は、
花粉やアレルギーにも
反応しやすく、

痛みを感じる度合いも
HSPの方の方が
大きいと言われています。

HSPにとても影響のある愛着

先ず、HSPと愛着の関係から
4つのパタンを
図で表します。

HSPの方はNonHSPの方に比べて
愛着の影響をとても受けやすく
育った環境によって
HSPの特性が活かされるか、
生きづらくなるかに
変わってきます。

それほどに影響のある
愛着ってどんなものでしょう。

愛着とは心から頼りにできる
という安心感でもあり、
それは安全基地とも呼ばれます。

子どもは一人ひとり、
近くにいる人に
何を求めるかという
メンタルモデルを築いています。
このモデルは乳児期に構築され始め、
いったん出来上がると
簡単には変わりません。

生涯にわたって
気持ちのあり方を左右し、
友情や結婚にも影響を与えます。
世の中を楽観的に見るか、
悲観的に見るかも
変わってきますし、
心や体の健康にも影響します。

「ひといちばい敏感な子」

安全基地とは、
養育者がいつも子供の世界を
Holding(支えている)ことを指します。
そうすると小さな子どもは、
少しママから離れて
探索行動に出て
世界に恋をする体験をします。

ママから少し離れて遊んで、
何か辛いことがあったり
ママが足りないとなった時に、
いつでもママのところに戻り
守ってもらったり、
慰めてもらったり、
気持ちを落ち着かせてもらうという
その場を安全基地と呼びます。

こうした体験が繰り返しあると
心の中に安全な土台が築かれ
健康的に人に頼ったり、
困った時に
もしある人が助けて
くれなかったとしても、
他の誰かは助けてくれるだろという
気持ちで生きていけます。

HSPの方は
そうした安定した土台があると
HSPの良さ、能力、創造性を
ぐんぐん伸ばしていくことができます。

反対に
親が不仲だったり、
自分の情動を
調律してもらえなかったり、
親が子どもに無関心だったり、
DVがあったりすると
愛着は不安定型となり
別の心の問題、生きづらさが
発生します。

HSPで安定型愛着ならスィートスポットを見つけよう。

HSPの気質を持って生まれ、
安定した愛着をもらえていると、
自分にとっての
スィートスポットを
見つけることで
HSPの気質を陽転させた
人生を送れます。

HSPの方に多い内向型と
Non-HSPの方に多い外向型は
それぞれ特定のレベルの刺激を
好むため、自分が好むレベルに
自分自身を置くようにすること、

つまり、自分にとって
覚醒の活性が高すぎも
低すぎもしない、
退屈も不安も感じない状況、
これをスィートスポットと
呼びますが、
自分のスィートスポットを
見つけることで、
随分と生きやすくなります。

例えば、お家で
好きな本を読みながら、
満ち足りた気分で
過ごしているとしましょう。
これがスィートスポットです。

でも少し時間が経って
読書が進んでいないことに
気づきます。
それは覚醒が低いということです。

そこで、友人に電話して
ブランチにでかけ、
つまり刺激レベルを一段階上げて
美味しいものを食べながら
笑ったりしていると
またスィートスポットに戻っていけます。

ここで夜のパーティーなどに
行くと刺激が強すぎて
疲れたり、早く家に
帰りたくなったりします。

どんな刺激が自分にとって
ちょうどいいのかを見つけ
それを選択してくことで

安定型の愛着の場合
生きやすさにつながります。

HSPで不安定型愛着だと生まれる生きづらさ

ここからが、今日の本題です。
HSPの気質を持っていて
安定した愛着がないと
どんな生きづらさが
うまれるのでしょうか。

愛着安定型の場合と異なり
スィートスポットを
見つけるだけでは、
生きづらさから抜けていくのが
難しいのですが、
そのことの説明は
まだあまりされておらず
認知も広がっていません。

不安定型の愛着は、
例えば親が不仲だったり
時に親から情緒を返してもらえず
親が子供に無関心だったり、
DVがる家族だった場合に
不安定型な愛着関係ができ、

大人になってからも
相手が自分のことを
どうも思っているか、
迷惑をかけていないかなどが
とても気になり
生きづらいくなります。

それは、つまり
偽りの自己を作りやすくなる
ということです。

それはどういうことでしょうか。

HSPの方は感度がいいので、
他の人が何を望んでいるのか
よく分かります。
自分の愛着関係が
不安定型だと
安心できないため、
生き延びる術として
偽物の仮面を作ります。

つまり、他の人に好かれるように
お利口さんになったりします。
相手の心を感じ取るのが上手なため、
どんどん自分ではなく
相手のニーズを満たす

偽りの自己を作ります。

これで人生が、
上手くいっても
いかなくても残念です。
なぜならうまくいっても
それは偽りの自己だからです。
どれだけ成功しても
心は空っぽで、
虚無感があったりします。

自分の人生のことを
主体的な要求が
充たされる場所として
体験するというよりは、
ただ従っているだけのようになり
無意味に感じたりします。

自分のことを根底で好きでなかったり、
恥の感覚があったりして、
HSPの気質である
刺激に反応するというより、
人間関係に反応するという
別の生きづらさがでてきます。

人間関係は主に職場
もしくは異性との関係です。

そんな時はどうしたらいいでしょうか

人間関係の刺激がストレスだから
1人でなんとかしたいと思うのも
すごく自然なことだと思います。

ただ、安定した愛着は
1人で築くことができません。
1人で踏ん張るのは、
どこかで必ず疲れや
現実がうまくいきません。

安定した愛着を
異性に求めることも多いですが、
そうした場合の多くは
相手も安定した愛着を求めており、
不安定の愛着関係の2人が
カップルになることがよく起きます。

そのため、こうした時は
外部のリソースを
利用するのがお勧めです。

あなたがいいなと感じる
カウンセラーとの間で、
安定した愛着関係を
作っていかれるといいと思います。

心のことは、大人になってからでも
何歳になっても
取り組めるのが
有難いことです。

こうして書く私も
HSPで不安定型の愛着関係を
もつ1人でした。
カウンセリングを通し
今は心に安全基地を持つことができ、
過去のどの時間よりも
今がいいなと感じています。

社会的成功と心の幸せは
イコールでありません。
どんなに外的に成功していても
心に安全基地がないと
基盤が脆弱で
生きづらさがうまれます。

どんな仕事をするか
どんな人間関係を築くか
どんなことに挑戦していくか
どんな人を好きになるか、
自分のことをどう感じるか
それは全部心が決めることです。

心を丈夫にしていくこと
ここにサステイナブルな
幸せの答えがると思います。

安定した愛着を
幼少期にもらえなかったのは、
本当に…残念なことです。

でも、そうした痛みや影を
カウンセリングを通して
陽転していくことで
それらは全部自分のオリジナルな
彩り、魅力になっていきます。

HSPで不安定型の愛着を
持っているなとお感じでしたら
あなたがいいなと感じる
カウンセラーのところを
訪れてみてください。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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