カウンセリング

仕事も恋愛もうまくいかないことと育った環境の関係

こんにちは、心理カウンセラー諏訪田(すわだ)佳代です。

こんな物語があったとしましょう。

『 一生懸命やっているのに
仕事も恋愛も
いつも同じパターンが
繰り返され
全然うまくいかない。

職場では、なぜか自分が
怒られる立場になったり、
恋愛では、いつも誰かと
付き合っていないと
落ち着かなくて、
すぐに異性と深い関係を持ち
その恋が終わる度に
ものすごく落ち込んで

落ち込んでは
初めからやり直すことを
何度も繰り返している。
このパターンを
いいかげん終わりにしたいけど
どうすればいいのか
分からない。』

今日はこうしたお悩みで
カウンセリングを受けた場合の
やり取りを2つご紹介します。

こうしたお悩みは
その心の構造に合った
介入をしてもらわないと、
心が丈夫になっていきません。
つまり生きやすさにに
つながっていきません。

具体的なお悩みの物語を
先に述べますので、
その後の2つの介入の違いを見て、
どちらがご自分の心に
沿っているように
感じられるでしょうか、
確認されてみてください。

家庭環境からくる生きづらさ

仕事も恋愛もいつも
うまくいかない
それは多くの場合
育った家庭環境が
関係しています。

例えばどんな環境が
それにあたるのか
1つのフィクションの例で
見ていきましょう。

どこかしらご自身の
家庭環境と似ているところが
あるでしょうか。

アリー28歳の女性は、
次のおような環境で育ちました。

母親は夫についての不満を
いつもあけすけにアリーに話し、
母親はアリーのことを
何でも打ち明けれる
親友だと思っていました。

アリーは自分と母親は
巻き込まれた関係にあり、
母親はアリーを失うことを恐れ
何かとコントロールしていました。

母親に対しアリーは
元気でたくましく
能力もあるが、
自分の能力を十分に
発揮できていない人だと
感じています。

そしてアリーに対し、
事あるごとに母親は
『ちゃんとしなさい』と
言ってきました。

父親は不安がちで、
アリーの気持ちや
アリーがやっていることに
ほとんど関心を示さず、
アリーの姉の方を
可愛がっていました。

アリーの姉は、
子どもの頃よく
アリーをからかったり
批判したり
何かと姉に
苦しめられることが
多かったけど、

姉に受け入れられ
認めてもらいたいという
気持ちがありました。
でも、誘いこまれては
突き放されるという
ことが繰り返され、

それはアリーにとって
前に行くのがいいのか
後ろに行くのがいいのか
分からない体験でした。

学校や職場での生きづらさ

こうした環境で育ったこと
こうした母子関係、父子関係、
姉妹関係を持ったことは
外の出来事や
人間関係にも影響があります。

アリーは読者や宿題を
完成することが
難しいと感じ始めた
小学校3年生までは
いい子でしたが、

中学生になる頃には、
教師たちはみな
アリーのことを怠けていると
みなすようにいなりました。
やる気さえ出せば
よい成績を取れるのに
そうしないと、
アリーを見るようになりました。

アリーは友達も多く
興味があるバレーや美術にも
手をだしましたが、
簡単には習得できないと
わかると興味を失って
やめてしまいました。

高校になってからは、
アリーは女優になりたいと
思い始めましたが、
母親はアリーの芸能活動を反対し、
加えて母親はアリーの容姿に
嫉妬していました。

アリーの演技の熱意は
学校の男子と
恋愛関係になると
休息に冷めました。

大学生になってからも
異性との関係を持つまでは
課題に熱心に
うちこんでいましたが、
異性と出会っては
関係にいきなり飛び込み
手っ取り早く安易に
親密な関係を求めめることを
繰り返していました。

社会人になってから、
バーで知り合った男性と
同棲をはじめしたが、
彼は批判的で
情緒的にアリーに
応えてくれませんでした。

彼に見捨てられるのではないかと
とても不安になり、
心理カウンセリングを受け始め、
彼との関係が機能不全に
なっていることを認識し
彼とは別れることを選択しました。

そしてその1ケ月後に
またバーで知り合った人と
会ったばかりで
親密な関係を持ちます。

ここまでが、
アリーの幼少期の関係、
そして家族との関係、
家族の外で起きたことです。

ここから先、
心理カウンセリングを受けて
どんな展開が待っているのか
同じ事例に対し、
2つの異なった介入の例を
ご紹介します。

どちらがご自分に合っている
ように感じられるでしょうか。

自己愛の傷つき-カウンセリング

アリー:今日もクタクタです。
職場で上司を喜ばせるために
その場の空気を読んで
あれころ動いていますが、
いつも不安で、とにかく
自分に求められていることを
やってしまわないと、
何か自分が無責任で
一生懸命働かなかったような
気持ちになるんです。

カウンセラー:アリーさんは、
自分自身のニーズに
集中することが
すごく難しいのですね。
そのようなことをすると
批判されて
傷ついてしまうから、

上司を喜ばすことによって
自分の不安な気持ちを
なだめようとしているのですね。
たとえ、それで自分が
ヘトヘトに疲れることが
分かっていたとしても
そうなのですね。

アリー:苦情を言われるのが
怖いんです。
夜、横になっている時
自分がまだやっていないことや
何か間違えてたら
どうしようと心配になって、
何を優先したらいいのか
分からなくなって。
何もか完璧にしようとして
苦しくなるんです。

幼少期、母親からいつも
ちゃんとしなさいと。
言われ続けてきました。
だから、それができないと
自らを責める気持ちが
すごくあるんです。

別の人のカウンセリングにて

アリー:資格試験に失敗しました。
私はどうしてこれほどまでに合否が
自己評価と深く結ぶついて
いるのでしょう…?
男の人にふられた気分です。
私は自分自身を否定しているんです。
どうして彼は、試験に失敗しても
私のような気持ちに
ならないんだろう。

カウンセラー:あなたにとって
自分自身をめぐる
こういう気持ちに触れているのは、
とても辛いのですね。
だから話しを彼に向けることで
自分自身を守ろうとしているんですね。

自分自身に関心を集中させると、
自己不信に陥り、
辛いのでしょう。
だからあなたは、
自分の気持ちを落ち着かせるため
関心の矛先を彼に向けたり、
外に目を向けることで
自分の気持ちを
なだめようとしているのですね。

アリー:そうかもしれません。
私の中には、自分自身を
正当化できるほとの力が
ないんだと思います。
だからカウンセリングにきて
正当化してもらうことを
あてにしているのかもしれません。

自己活性化ーカウンセリング

それでは、もう1つの
別のパターンを見てみましょう。

同棲していた彼と別れ
1ケ月もしないうちに
バーで知り合った男性と
すぐに親密な関係を
アリーは持ちました。
その関係は
セックスに基づくものですが、
これを親密さと
誤解している場面です。

カウンセラー:会ったばかりなのに
どうして彼があなたにぴったりと
分かるのでしょう。
あなたは、まじめな付き合いを
続けることができないような異性と
いつも関係してしまうのに
疲れたと言っているのに、
それでもまだ危険なサインを無視して
彼との関係に飛び込んでいる
ことはないでしょうか。

アリー:彼は私に親切だったんですよ。
私、人とかかわりたい気持ちが
すごく強いんだと思います。
それで1人にならなくてすむように、
はっきりしていることを
見ないようにしているのかもしれない。
相手のために何かしなくても
だれかが私のために
一緒にいてくれるなんてこと
想像の中でさえうまくできないです。
家族の中でも、
私が母さんの話を聞いたり、
何かと雑用をしていたから…

再び傷つけられることが起きても
アリーは関係に
しがみつこうとしていました。

カウンセラー:あなたはこれまで
何度なく彼に傷つけらてきましたが、
あなたが1人でいるということについて
感じる感情について
取り組んでいくかわりに、
また前と同じような状況に
すぐ戻ろうとしてしまうのですね。

アリー:それがよくない手であること
ぐらい分かっていました。
1人でいることが私にとって
どんなに難しいことか、ちゃんと
自覚していなかったんですね。
私はいつも誰かしらと関係を
持たずにはいられなくて、
だから1人でいることを
身につけないといけないようです。
やけになって自分を
ごまかそうとしていました。

次の回では、アリーは
職場での不満を
話すようになりました。
上司からひどい扱いを
されていたのです。

カウンセラー:「いったい
どういうわけで
上司があなたにむかって
そんなひどい口のきき方をするのと
そのままにしておくのですか。」

アリー:「私はいつも他の人たちを
喜ばせようと努力してきたんです。
でも、ひどい扱いをされるはめに
なってします。
私はいい仕事をしていると思います。」

アリーはカウンセラーの言葉を受け入れ
上司に言い返すようになりました。
そして上司が非を認めたときに
驚き嬉しくなり、
自分の能力について話しました。

まとめ – ほんとうの心の力

今日の具体例は、
精神科医ジェイムスの本を参考に
(星和書店)
いくつかの事例を
組み合わせて
ご紹介したものです。

いかがでしたでしょうか。

ごく一部の介入でとなりますが、
2つのカウンセリングの
事例の介入は
まったく違うものですが、
どちらの方が
ご自身が言われて
心に沿っているなと
お感じになるでしょうか。

これは、心理療法の
種類の違いではなく、
どちらが心地よいかによって
持っている心の構造に
違いあるためです。

つまり似たお悩みでも
自分の心の構造に合った
介入が返ってこないと
心の丈夫さや
生きやすさには
つながっていきません。

そして事例の心の構造には
勉強に励んでいても
異性の存在ができると
勉強が途端に0になるという
傾向がありました。

勉強と異性と両立ではなく
いつもどっちか1つにしか
心を向けれないこと、
また、いつも自分の能力を
伸ばさない
自分の力を出し切らない
選択をすること。

それは母親が本当は
能力があるのに、
それを発揮できていないのと
同じです。
だから、自分が発揮することは
アリーにとって
罪悪感があったり
簡単なことではありませんでした。

本が読めなかったことも
学習〇害と言われましたが、
本当にそうだったかは
わかりません。

本が読めて
すくすく力を付けることができたら
それは自分の力を発揮してくことになり
それを無意識に避けるために
本が読めない状態に
なっていた可能性もあります。

つまり、それは〇害のテーマではなく
心のテーマ
自分になること
主体性を確立していくことが
本当のテーマだったのかもしれません。

事例のように、
育った環境、親子関係と
外の環境は
とても似てきます。

気持ち的に、
幼少期のことは
もうとっくに気にしていないと
感じるかもしれませんが、
今の現実の人間関係
職場での出来事
上司との関係に
大きく関係しています。

それを今後も
変えれないわけではありません。
事例のように
生きやすさにつなげていくことは
カウンセリングの
目的の1つだと思います。

ご参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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